2024年10月1日、日産は「NV200バネット」の新たな車中泊仕様「MYROOM(マイルーム)」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。。
■「海にも行ってみて欲しい!」 新型NV200バネットマイルーム登場
2024年10月1日、日産は「NV200バネット」の新たな車中泊仕様「MYROOM(マイルーム)」を発表しました。
NV200バネットは、2009年に「バネットバン」の後継車として誕生した小型商用バンです。
ビジネス用途に加え、個人ユーザーのアウトドアレジャーなどに多目的に使われることを念頭に開発されています。
2009年から一度もフルモデルチェンジしておらず、2024年で15年目を迎える長寿モデルとなっています。
ボディサイズは、全長4400mm×全幅1695mm×全高1855mm、ホイールベース2725mm(FF)。
パワートレインは、最高出力113ps・最大トルク150Nmを発揮する1.6リッター「HR16DE」型 直列4気筒DOHCガソリンエンジンを搭載。組み合わせるトランスミッションは、FFモデルがCVT、4WDモデルが4速ATとなっています。
フルモデルチェンジは図られていませんが、デビュー後たびたび改良を繰り返しており、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」(衝突被害軽減ブレーキ)をはじめとする先進運転支援機能などのアップデートも行われています。
また、ラインナップは、4ナンバーの商用バンモデルだけでなく、5人乗り・2列シートと7人乗り・3列シートの“ワゴン”モデルも設定。また、簡易的な車中泊仕様の「マルチベット」も用意されています。
今回、そんなNV200バネットの新たな仕様「MYROOM(マイルーム)」が発表されました。
新型NV200バネット MYROOMは、「キャラバン MYROOM」に続くMYROOM(マイルーム)シリーズ第二弾。コンパクトなサイズで日常使いでの使い勝手も兼ね備えたモデルです。
エクステリアは、ブラックグリルやブラックドアハンドル、ブラックドアミラー、ブラックスチールホイールなど、黒を基調としたパーツによって外観の印象を引き締めて、差別化を図っています。
また、リヤサイドガラスとバックドアガラスには、MYROOM専用ステッカーを用意しています。
肝となるインテリアでは、木目をふんだんに使い、1人でゆったり、2人でぴったりくつろげる、ナチュラルで洗練された空間を実現。
キャラバンMYROOMと同様に、2列目に2 in 1シートやスライドテーブルがきちんと備わっていますが、ドアパネルにも木目を増やし“ウッド感”を強調するほか、バックドアギリギリまで部材を配置することで、キャラバンよりは少ない後部スペースの中でも同様の開放感を出せるよう工夫が凝らされています。
また、ベースモデルに標準装備されている「インテリジェント DA(ふらつき警報)」や、「踏み間違い衝突防止アシスト」など、運転支援技術ももちろん装備されています。
そんな新型NV200バネット MYROOMについて、開発担当者は以下のようにコメントしています。
「新型NV200バネット MYROOMのコンセプトはやはり“自分の部屋をクルマに”というところではあって、それを実現できるように作り込みをしています。皆様には、ぜひ海岸などに行って、バックドアを開けて、くつろぎの空間を味わっていただきたいなと思います」
新型NV200バネット MYROOMの価格は、464万3100円から。2024年12月の発売を予定しています。