ダイハツのインドネシア法人は、バンドン市で2024年9月25日から開催された「GAIKINDOインドネシア国際オートショー(GIIAS 2024)バンドン」に出展しました。
■インドネシアの「大ヒット車」
ダイハツのインドネシア法人は、バンドン市で2024年9月25日から開催された「GAIKINDOインドネシア国際オートショー(GIIAS 2024)バンドン」に出展しました。
そのなかには、現地工場で生産されるコンパクトハッチバック「AYLA(アイラ)」の姿もありました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
ダイハツの5人乗りコンパクトハッチバック「アイラ」は、初代モデルが2013年に登場。車格は最小の「Aセグメント」に該当します。
最初からインドネシア市場のために開発された車種で、日本の軽自動車やコンパクトカーの技術も投入し、インドネシアにおいて定められたエコカー基準「LCGC(低コストグリーンカー)」に適合する新型として誕生しました。
取り回しのよいコンパクトさが人気を博し、初代モデルの販売台数は約27万台を誇る大ヒットになっています。ちなみにトヨタでは「アギア」としてOEM展開されています。
現行モデルは2023年登場の2代目。最新の「DNGA Aセグメントプラットフォーム」を採用し、操縦安定性や乗り心地、さらに燃費など基本性能が大幅向上しています。
さらに外装も、「パワフル&アグレッシブ」をテーマに、存在感を強めたスタイリングへ生まれ変わっています。
ボディサイズは、全長3760mm×全幅1665mm×全高1515mm。現地販売のダイハツ車のなかでは最小となるエントリーモデルです。
パワートレインは、最新の1.2リッターエンジンもしくは、性能向上した1リッターエンジンを展開。トランスミッションはCVT(D-CVT)もしくは5速MTで、駆動方式は2WD(前輪駆動)です。
機能としては、エンジン プッシュ スタート/ストップ ボタンやチルト ステアリング、スマートフォンと接続可能なタッチスクリーンの7インチ ディスプレイオーディオ 、デュアルエアコンなどが装備されています。
今回展示されたスポ―ティ仕様の「ADS」は、そんなアイラがさらに精悍になったもので、フロントボディキットやバンパーはブラックアウト化し、さらにLEDデイタイムランニングライト、LEDヘッドライト、ガンメタリック塗装された14インチアルミホイールなどが印象をガラリと変化させています。
インドネシアでの販売価格は、1億3680万ルピア(約126万円)から1億9270万ルピア(約178万円)までです。
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ダイハツは前月のジャカルタ会場でのメインイベント「GIIAS 2024」でもアイラを展示。ほかにもコンパクトSUV「ロッキー」のカスタマイズモデルや、アイラ同様に現地生産されるコンパクトミニバン「シグラ」などが出展されていました。
同社は「西ジャワ州とバンドンの自動車市場は、低コストグリーンカーが独占しています」としたうえで、このアイラもシグラと合わせ約37%にのぼるシェアを占めていると発表しています。