レクサスの電動SUV「RZ」の改良が英国で発売されます。新たに2WDのモデルが追加されたほか、エントリーグレードながら豪華な装備を採用した仕様も設定されました。
■AWDのみだった「RZ」に2WDを新設定!
レクサスの英国法人は2024年10月1日、ラグジュアリーSUV「RZ」の改良モデルの価格を発表しました。
レクサス電動車のなかで中核をなすRZは、同ブランド初のバッテリーEV専用車として投入。レクサスらしいデザインや走行性能などにより、EV軸へのブランド変革の起点となるモデルだといいます。
プラットフォームはEV専用の「e-TNGA」を採用したほか、バッテリーやモーターの最適配置や高剛性ボディによって基本性能が高められました。
デザインは、レクサスのアイデンティティである「スピンドルグリル」を進化させた「スピンドルボディ」を採用。上質感のあるインテリアは環境に配慮された素材を用いています。
当初RZは、レクサスの四輪駆動システム「DIRECT4」を搭載したAWDの「RZ 450e」のみの設定でしたが、英国で2WD(前輪駆動)の新型「RZ 300e」が登場しました。
RZ 300eは、71.4kW/hのリチウムイオンバッテリーを採用し、フロントに電気モーターを搭載。出力201bhp(150kW)、最大トルク266Nmを発揮し、0-62mph(0-100km/h)加速は8秒を達成します。
航続距離は、272マイル(約437km)の走行が可能なRZ 450eに対し、最大297マイル(約478km)に延長。2WDの軽量なボディや18インチホイールを採用し、航続距離を伸ばすことが可能になりました。
2WD車の追加に加え、RZ 300eおよびRZ 450eにエントリーグレードとして「Urban(アーバン)」が新たに設定されます。
18インチアルミホイールや14インチタッチスクリーン付レクサスリンクプロマルチメディアシステム、ワイヤレススマートフォン充電器、デュアルゾーンクライメートコントロール、ステアリングヒーター、10スピーカーオーディオシステムなどを標準装備。
エントリーグレードではあるものの、レクサスのラグジュアリーSUVにふさわしい、充実した装備が盛り込まれました。
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英国でのRZ 300eの価格は、4万9995ポンドから6万1095ポンド、日本円で約957万円から約1169万円です。2024年10月から納車が開始されます。