エアロパーツやアルミホイールを手掛ける「WALD(ヴァルド)」が、同社が開発中のエアロパーツを装着したトヨタ新型「ランドクルーザー250」のイメージを公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■WALDの「ランドクルーザー250」は超アグレッシブ!
世界でも人気の高い「WALD」が、同社が開発中のエアロパーツを装着したトヨタ「ランドクルーザー250」のイメージCGをSNSで公開しました。
トヨタ新型「ランドクルーザー250」は、2024年4月に販売を開始。ランドクルーザーの原点に立ち返り、DNAを継承する存在としてランドクルーザーの中核を担う“プラド後継車”として、登場しています。
ランドクルーザーには3系列あり、ステーションワゴン、ヘビーデューティー、ライトデューティーに分けられます。
ヘビーデューティーは「70」シリーズのことで、過酷な環境や業務用に使用され、どんな道でも壊れずに帰ってくることができるクルマです。
ステーションワゴンは、2021年に誕生した「300」シリーズのことで、最上位モデルに位置します。高級志向の要素も取り入れた本格クロカンという存在になります。
ライトデューティーは、ステーションワゴンとヘビーデュティーの中間モデルで、悪路走破性も高く扱いやすいクルマとして長年に渡り「ランドクルーザー プラド」が担っていました。そして2024年4月には「250」がその立場を引き継ぐ形で誕生しています。
ランドクルーザー250のボディサイズは全長4925mm×全幅1980mm×全高1870mmです。“プラド”は全長4825mm×全幅1885mm×全高1835mmだったので、かなり大きくなっていますが、ミラーtoミラー(ドアミラーを含めたクルマの幅)は65mm狭くなっていて、取り回しの良さにつながっています。
直線的でシンプルなデザインは、原点回帰と悪路走破の機能性によるもの。無駄をそぎ落とした安定感があります。インテリアには最新装備を搭載し、視界や操作性も良い水平基調のデザインを採用。どんな場所でも快適に過ごすことができるゆとりある室内に仕上がっています。
プラットフォームは「ボディオンフレーム」で、伝統のラダーフレーム構造にTNGAに基づいた「GA-F」を採用。300やレクサス「GX」と共通で、悪路走破性を高めた堅牢なプラットフォームです。
完成度の高い新型ランドクルーザー250ですが、WALDが手掛けるスタイリングはひと味違っているようです。WALDは大阪を拠点にするカスタムパーツブランドで、他にはないデザイン性の高さが世界でも広く評価されています。
カスタムカーイベント「東京オートサロン」で最優秀賞を獲得しているほか、トヨタ自動車のカスタマイズブランド「モデリスタ」と共同開発を行い、トヨタ純正オプションとして「エスティマ」や「ラクティス」に設定されたこともあります。
今回WALDが自社の公式インスタグラムに投稿したのは、新型ランドクルーザー250をカスタマイズした2種類の仕様です。
共通しているのは、純正に対してエアスクープの取り付けられたボンネットや、大きく張り出したフェンダーが備わり、更に大きさを強調している点です。
グリルやスキッドプレートは複雑でありながらスタイリッシュに仕上げられており、WALDらしさが光っています。
またルーフキャリアもライトが取り付けられた、独特な装いです。
オンロード仕様では、細いスポークの大口径アルミホイールを装着した圧巻の存在感をまとっています。
オフロード仕様では、リフトアップされた車体が存在感を高めているほか、大きめのブロックで構成されたトレッドパターンのタイヤは、悪路走破性を高めているようです。
また6本スポークにブロンズカラーのホイールがボディカラーと相まってオフローダーの風格を際立たせています。
リアの写真は公開されていませんが、見た目の印象を大きく変えていることが期待されるでしょう。
新型ランドクルーザー250のパワートレインは2.8リッターのディーゼルターボエンジンと、2.7リッターのガソリンエンジンが用意されています。
今回のインスタグラムにはエンジンのチューニングについての記載はないので、どうなるか詳細は分かりません。
シンプルなデザインのランドクルーザー250が、WALDのエアロによって精悍なスタイルに仕上がっています。実車を見ることができるまで、「Coming Soon」の言葉に期待が膨らみます。