プレイステーション用レースゲーム「グランツーリスモ」。本作には「ビジョン グランツーリスモ」というレーシングカーシリーズが登場しています。今回は同シリーズの中から、「NISSAN CONCEPT 2020 Vision Gran Turismo」について注目します。
■日産「CONCEPT 2020」って?
ソニーが展開しているレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」では、架空のレーシングカーシリーズである「ビジョン グランツーリスモ」が収録されています。
製作に際しては、世界各国の自動車メーカーが協力。各メーカーの特色が詰まった、夢のようなクルマたちが展開されています。そんな中でも注目なのが「NISSAN CONCEPT 2020 Vision Gran Turismo」です。
「グランツーリスモ」は、初代プレイステーションタイトルとして登場したレーシングシミュレーションゲーム。レベルの高い3Dグラフィック、実在する車両のリアルな挙動などもあり、人気を博しています。
その「グランツーリスモ」シリーズにおいて架空のレーシングカーとして、日産協力の下、作られたのがNISSAN CONCEPT 2020 Vision Gran Turismoです。
外観は、Vモーショングリルを強く際立たせたフロントフェイスが印象的です。また、フロントの中央から側面に向かって盛り上がっていくようなデザインや翼を思わせる大胆な形状のフェンダーなどは、いかにもレーシングカーといった装いです。
パワートレインには、V型6気筒ツインターボエンジンと前後に配された3つのモーターを組み合わせたパフォーマンスハイブリッド「FR-4WDシステム」を想定。最大707馬力、最大トルク約70kgf-m以上を出力。また、トランスミッションは7速ATとなっています。
さらに、左右独立したフロントモーターによるトルクベクタリングと、空力性能を常に最大限に発揮するアクティブサスペンションによって、高速時でもスムーズなコーナリングを可能としています。
また、特徴的な形状のフェンダーは時速300kmの状態で400kgを超える強力なダウンフォースを発生させています。その他、空力性能もこだわられており、ボディ内部や車体下部に、効率的な空気の流れを生み出します。
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そのデザインから、発表当時は“次のGT-Rを示唆するものではないか?”と話題になったNISSAN NCONCEPT 2020 Vision Gran Turismo。2015年の東京モーターショーではフルスケールモデルの実機も展示しており、日産もかなり力を入れていたようです。