モデルチェンジの噂も立っているトヨタ「ルーミー」。現在はどのような状況なのでしょうか。
■ルーミーフルモデルチェンジは? いまの現状は?
トヨタのコンパクトワゴンとして根強い人気を固めている「ルーミー」。
モデルチェンジの噂も立っていますが、現行のルーミーはどのような状況なのでしょうか。
2016年に登場したルーミーは、販売開始から今まで強い人気を誇ってきました。
2020年には姉妹車であった「タング」を吸収する形で一本化しています。
2023年には年間10万800台を記録。軽自動車を除いた乗用車販売ランキングでは5位に入っており、勢いは衰えません。
そんなルーミーの人気のポイントは、全長3700mm×全幅1670mm×前高1735mmというコンパクトなボディに対して室内が広いという、利便性の良さにあります。
そのコンパクトさから軽自動車と比較されることが多いですが、ルーミーの方が大きい分、座席のゆとりや荷室の広さが担保されています。
また、軽自動車は4人乗りですが、ルーミーは登録車に分類されるため最大5人まで乗車が可能です。
価格も156万6500円〜210万円と比較的リーズナブルで、コストの面でも優れているといえます。
では、実際にルーミーを購入しているのはどのような人たちなのでしょうか。
関東のトヨタ販売店の担当者は、次のように話しています。
「ルーミーはコンパクトな割に室内が広く、取り回しが良いということで当店でも購入された人は多くいらっしゃいます。
1人暮らしのお客様や、お子さんがいらっしゃるファミリー層などいろんなお客様に選ばれております」
1人での使用や家族連れまで購入層は多岐に渡っていますが、なかにはセカンドカーとして購入する人もいるようで、使用用途は様々です。
しかし、多くの人から人気であるルーミーですが、現在は多くの店舗で受注が停止されています。
2023年12月にダイハツの不正問題が発覚し、製造元がダイハツであるルーミーは一時出荷が停止されました。
その後、1度は2024年4月に販売が再開されたものの、10月頭現在は受注を停止しているところが多く、すぐにの納車は見込めない状況となっています。
今後の受注状況について、前出の販売店の担当者は次のように話しています。
「現在は受注を行っておりませんが、2024年11月頃に一部改良したモデルが発表されるという話はあります。しかし、販売が再開しても予約で埋まってしまう可能性はございます」
また、関西のトヨタ販売店の担当者も次のように話しています。
「今回のモデルチェンジは、新たな法規制に対応するための一部仕様改良にとどまる見込みです。そのため、デザインなどの大幅な変更は予定されていません」
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そんなルーミーですが、当社は2024年のはじめ頃に「車名が変わり、フルモデルチェンジする」という噂が流れました。
しかし前述のダイハツによる不正問題もあり、開発がストップ。そして開発工程を含めて見直す予定だと言われています。
一部では「2027年にOME元となるトールが登場」とも報道されており、当分は現行ルーミーが改良されながら販売されることになりそうです。