トヨタのカナダ法人は2024年9月17日、「シエナ」の新たな2025年モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■エスティマの後継機?
トヨタのカナダ法人は2024年9月17日、ミニバン「シエナ」の新たな2025年モデルを発表しました。
シエナはトヨタが北米を中心に展開する大型ミニバン。初代は1997年に「プレビア」(日本名エスティマ)の後継モデルとしてデビュー。
現行モデルは2021年に登場した4代目にあたります。生産はアメリカの他、中国でも始まり、広汽トヨタからはシエナ、一汽トヨタからは「グランビア」の名で販売されています。
ボディサイズは全長5173mm×全幅1993mm×全高1740mm、ホイールベース3060mm。
日本で販売される高級ミニバン「アルファード」の現行モデル(全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm、ホイールベース3000mm)よりひと回り大きいですが、全高が低く抑えられており、ギラギラした押し出し感もなく、スポーティな雰囲気となっています。
乗車定員は最大7名(2-2-3)または8名(2-3-3)です。パワートレインは2.5リッターガソリンハイブリッドで、駆動方式はFWDまたは4WD(E-Four)となっています。
今回発表された2025年モデルのトピックは、ミリ波レーダーを用いた後席リマインダー「アドバンスド リアシート リマインダー」の搭載です。
これは天井に内蔵されたユニットから60GHz帯のミリ波レーダーを照射することで、2列目シートおよび3列目シートの状態を検知し、荷物などの置き忘れを通知する機能です。スマートフォンへの通知もできます。
従来の超音波センサーと比べて小さいものを検知でき、またカメラと比べて暗い場所でも検知できるのが特徴です。
そのほか、新しいボディカラー「マグネティックグレーメタリック」の追加、ホイールデザインの変更、内装のカラーや柄の変更、センターディスプレイのサイズアップ(9インチから12.3インチ)、掃除機と冷蔵庫の新設定(最上級グレードに標準装備)などが2025年モデルのトピックとなっています。価格は近日発表の予定です。