マーク・ザッカーバーグ氏が妻のリクエストに応えて贈ったクルマが話題になっています。
■インスタグラムに投稿された話題のクルマとは?
2024年10月7日にマーク・ザッカーバーグさん(以下、ザッカーバーグさん)は、自身のインスタグラムに贈ったクルマとともに妻のプリシラ・チャンさん(以下、プリシラさん)との2ショット写真を投稿しました。
世界中が注目するそのクルマとは、どのようなモデルなのでしょうか。
Facebookを2004年に設立した創始者のマーク・ザッカーバーグさん。現在はMetaの会長兼CEOを務めている実業家です。
そんなザッカーバーグさんは「New side quest. Priscilla wanted a minivan, so I’ve been designing something I’m pretty sure should exist: a Porsche Cayenne Turbo GT Minivan. Threw in a manual GT3 Touring to make it his and hers. Thanks @porsche and @westcoastcustoms for helping to make this happen.」とSNSに投稿。
これを日本語で翻訳すると「新たなサイドクエストだ。プリシラがミニバンを欲しがっていた。存在するべきだと思いポルシェ カイエンターボGTミニバンをデザインした。彼と彼女のものにするため自分用のポルシェ 911GT3ツーリングも購入した。これを実現するのに協力してくれたポルシェとウェストコーストカスタムズに感謝します。」となります。
ザッカーバーグさんとプリシラさんの間には、3人の子どもがおり、プリシラさんは投稿に「ブーストモードまで付いている、私が子どもの送り迎えに遅れた時のため?」と冗談交じりにコメントをしています。
ベースとなったのはポルシェ「カイエンターボGT」。最高出力とサーキットに焦点を合わせたセットアップを兼ね備えた高性能SUVです。
ボディサイズは、全長4942mm×全幅1995mm×全高1636mm ホイールベースは、2895mm。
4リッターV8ツインターボエンジンを搭載しており、最大出力640馬力/最大トルク850N・mを発揮。そして0-100km加速タイムは、3.3秒、最高時速は、300km/hに達します。
ポルシェ カイエンターボGTの現地価格は、20万3800ドル(約3033万5630円)からとなっています。
そんなポルシェ カイエンターボGTをカスタムを担当したウェストコーストカスタムズは、「この歴史的瞬間に参加出来て幸せだ!今後の展開に期待していて」とコメント。
では、どのようなカスタムが施されているのでしょうか。
クルマを見るとフレーム延長、電動スライドドア、ちらっと見えた車内からは、キャプテンシートが確認出来ます。
ミニバンの実用性と快適性にポルシェ カイエンターボGTの性能が合わさり、唯一無二の爆速ミニバンが誕生しました。
さらに投稿文の「his and hers」といった文の通り、自分にもポルシェ 911GTツーリングを購入し、プリシラさんに贈ったクルマと同じカラー(スレートグレー)に揃え「his and hers」を体現するようなクルマとなりました。
この投稿には、様々な声が寄せられていて、「超かっこいいいいいい!」「いかれてる!」「信じられないカスタムだ!」などカスタムに驚き、称賛する声や、「室内ツアーをしてくれ!」「何人乗れるんだ?」というカスタム内容がもっと見たいという声が寄せられています。
その一方で「いい車を台無しにした。」「ポルシェの素晴らしい運転体験を台無しにする方法」など酷評も見受けられました。
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なお今回のカスタムはポルシェ本体も関わっているようです。そんなポルシェは、2018年にミニバンのコンセプトを発表していました。
“発表に至らなかった秘蔵モデル”として制作から数年たって公開された「レンディエンスト」と名付けられたモデルで、最大6人乗車が可能なマルチパーパスビークルとされており、モノフォルムなルックスの特徴的な1台です。
ただ“ミニバン”ではあるもののフェンダーは張り出され、そこに備わるホイールは大径のものとなっており、ホイール内部にはスポーツカー顔負けのブレーキシステムが顔を覗かせており、そこはかとなくポルシェのDNAを感じさせるものとなっていました。
販売こそされなかったコンセプトカーですが、今回のザッカーバーグさんのカスタムで、ポルシェもミニバンの開発を再開するなんてこともあるかもしれません。