トヨタ「ランドクルーザー300」が発売してから丸3年が経ち、巷では改良新型の登場がウワサが持ち上がっています。
■発売から3年…トヨタ「ランクル300」はそろそろ改良時期だけど…
2021年8月2日に発売したトヨタ「ランドクルーザー300(以下ランクル300)」。
発売してから丸3年が経ち、巷では改良型の登場がウワサされています。
ランクル300は、高い人気により、翌2022年1月には納期が4年に。
さらにその半年後の2022年6月にはついに受注停止状態に。一向に動きがないまま現在に至ります。
発売から3年も経つと、ナビや安全装備などの古さが気になるところです。
ランクル300は、いつマイナーチェンジをしてもおかしくない時期に差し掛かっています。
「陸の巡洋艦」とも呼ばれるトヨタのオフロードSUVにおけるフラッグシップモデルがランドクルーザーです。
現行型となるランクル300は、オフロードSUVらしい力強さを感じさせながら、スッキリとしたボディデザインに改められてデビューしました。
パワートレインは3.5リッターV型6気筒ガソリンツインターボエンジンと、3.3リッターディーゼルターボエンジンのそれぞれに10速ATとなる「ダイレクトシフト-10AT」が組み合わされます。
もっとも特筆すべき変更は、ラダーフレーム形状のプラットフォームを高張力鋼板を多用したTNGAプラットフォーム「GA-F」への刷新したことにより、ねじり剛性を120%アップさせながらも旧型から200kgもの軽量化を果たした点でしょう。
サスペンション設計も見直されたほか、路面状況や運転操作に応じて前後スタビライザーのロック/フリーやを自動制御するトヨタ初の「E-KDSS」を搭載。
電子制御サスペンションや高度な悪路支援機能なども相まって、さらに高い悪路走破性と乗り心地が与えられました。
本格的なオフロードモデルとなる「GR SPORT」が新設定されたほか、盗難対策としてトヨタ初となる「指紋認証スタートスイッチ」が標準装備となったこともランクル300の特徴です。
ランクル300は海外でも需要が高い車種であり、その影響もあって国内では長い納車待ちを強いられ、注文すらできない状態が長らく続いています。
発売から3年が経過していることもあり、本来なら一部改良もしくはマイナーチェンジを実施する時期です。
そうした中で「近々改良されるのでは?」というウワサが飛び交っています。
■2024年12月に改良新型の登場? 気になるのは納期と受注再開
ランクル300の改良について、関東圏のトヨタ販売店の営業担当者は次のように話します。
「ランクル300の改良については、メーカーから正式な通達は来ていないため詳しい情報をお伝えすることができません。
詳しい日付や内容までは伝えられていませんが、『改良型が12月ころに出るようだ』という話はウワサ程度に聞いております。変更内容は、おそらく安全装備やナビの改良でしょう。
多くのお客様が気になるのは、現行型の納車をお待ちしていただいているお客様への納期と、受注再開時期についてだと思います。
もし改良型の登場で現行型の生産が止まるとなれば、現在納車をお待ちの方々へ改良型の再注文案内をせざるをえません。
また、改良型登場のタイミングで新規受注が再開するかどうかは、改良型の予定生産枠で受注量をどれくらい捌けるかによります。
具体的な販売方法はまだ決まっていませんが、生産枠が空くようであれば新規受注は抽選になるかもしれません。また受け付られるオーダーは、各店舗の割当台数などによっても変わります。
このあたりは販売店本部などと検討しながら決めることになりますので、現段階では何とも申し上げることができません」
関西圏の販売店にも確認しましたが、同じくメーカーから正確な情報は届いておらず、おおむね同様の返答内容でした。
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近い内にランクル300の改良型が登場する可能性はあるようです。
しかし、トヨタは型式認証などの問題もあり、1度、開発・認証などの工程を見直すとしていす。そうしたことから、全体的に生産に関する部分で遅れが生じているようです。
そのため、今回の改良が本当だったとしても、もう少しの時間がかかることが予想されます。