2024年10月10日にレクサスは「LX」を一部改良するとともに、新モデル「LX700h」を世界初公開し、さらに「OVERTRAIL（オーバートレイル）」パッケージをラインナップに追加設定することを発表しました。
■新型LXに本格オフロード仕様も登場！
レクサスは2024年10月10日、フラッグシップSUV「LX」を一部改良するとともに、新ハイブリッドシステムを搭載した新型「LX700h」を世界初公開しました。
さらにアウトドアライフに寄り添う新仕様「OVERTRAIL（オーバートレイル）」パッケージをラインナップに追加設定することを発表しました。
LXは「世界中のどんな道でも楽に・上質に」をコンセプトとして、トヨタ「ランドクルーザー」譲りの圧倒的な悪路走破性能に、レクサスらしい上質な乗り心地と内外装を兼ね備えているフラッグシップSUVです。
現在では世界50ヵ国以上で展開され、日本のみならず世界中のエグゼクティブ層から高い支持を得ています。
今回の一部改良では走行性能の向上、機能・装備の進化、レクサス初となるパラレルハイブリッドシステムを搭載した新型「LX700h」を新設定したほか、OVERTRAILパッケージを新たに追加設定しました。
OVERTRAILはレクサスが展開する「OVERTRAIL PROJECT」に基づいたモデルです。
このプロジェクトは、モビリティ・ギア・体験の3つを軸にカーボンニュートラル社会の実現や大自然と共生しながら、アウトドアライフスタイルを彩るクルマの楽しさを様々な活動を通じて提供する取り組みを意味します。
OVERTRAILは、陸路や森林・原野等の未舗装路を意味する「Overland」と「Trail」を組み合わせ、自然とのつながりや、道を切り開くイメージを付与したレクサスの造語で、気軽に楽しめる近所の公園でのピクニックやキャンプなどカジュアルなアウトドアから、山道・雪道・砂漠などのオフロード、さらにアクセスしにくいエリアを自由に旅する本格的なオーバーランディングまで、幅広いアウトドアライフスタイルに寄り添いたいという想いが込められています。
そんなOVERTRAILパッケージには、内外装の各所に特別な専用装備が施されています。
エクステリアには、専用の黒光輝塗装されたスピンドルグリルとマットグレー塗装のアルミホイールにくわえて、フォグランプ、ルーフレール、ウィンドウモール、ホイールアーチモール、ドアハンドル、アウターミラー、リアバンパーサイドメッキモールを黒・ダーク系色でコーデイネート。
LXのタフさを強調する仕様となっており、過酷な環境にも絶えるプロフェッショナルツールを表現しています。
くわえて、ボディカラーには専用色として「ムーンデザート」が用意されています。
足元には、LX初の設定となる265／70 18インチの専用オールテレーンタイヤと、悪路での路面追随性を向上させる属平率の高い265／65 18インチ專用M＋S夕イヤをラインナップ。
これによりオフロード性能とオンロード性能を高次元で両立しています。
さらに全車標準装備のセンターデフロックにプラスして、OVERTRAIL専用にフロント・リヤのディファレンシャルロックを装備。
車輪がスタックした場合などに、必要に応じてディファレンシャルをロックすることで脱出性能を高めます。
インテリアには12.3インチ大型フル液晶メーターやフロント席リフレッシュシートを新たに装備。
くわえて、置くだけ充電の機能向上が図られたほか、LX700hにはレクサスオフロード4WD車初となるエレクトロシフトマチックを採用しました。
また、インテリアカラーには“OVERTRAIL“モノリスを設定。
シート表皮のメイン部分とドアトリムに低彩度のモノリスを組み合わせ、アッシュバール墨ブラックのオーナメント加飾をコーデイネートし、レクサスらしい上質なオフロードシーンを演出しています。
先進安全技術に関しては、レクサス独自の先進運転支援機能「Lexus Safety System＋」を最新のものにアップデート。
これにより、予測安全機能「プロアクティブドライビングアシスト（PDA）」が新たに搭載されたほか、プリクラッシュセーフティや、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール、レンディパーチャーアラート、ドライバー異常時対応システムなど各機能との連携による最適制御をおこない、ユーザーの安全安心なドライブを実現します。
さらに、高度運転支援技術「Lexus Teammate」の機能「アドバンストドライブ（渋滞時支援）」や、駐車をサポートする「アドバンストパーク」（新型LX700hのみ）も採用しています。
なお、価格に関して現時点では公表されていないものの、新型LXは2024年末以降に順次各地域で発売予定とし、詳細な情報については今後追って発表されるようです。