アメリカ合衆国で11月上旬に開催のSEMAショー2024に、カスタムメーカーのKUHL JAPAN(クールジャパン)は、トヨタ「プリウス」(60系)のレーシングワイドボディキット&ハーフタイプエアロを装着したフルカスタムコンプリートカーを出展する予定となっています。
■ワイドスタイルで“クール”な魅力を推し出した「プリウス」
アメリカ合衆国のラスベガスにて2024年11月5日~8日にかけ、北米最大のカスタムカーショー「SEMAショー2024」が開催されます。国内外のさまざまな自動車メーカー・カスタムパーツブランドがカスタムカーを出展する、世界的にも人気のイベントです。
そのSEMAショー2024に、カスタムメーカーのKUHL JAPAN(クールジャパン)は、トヨタ「プリウス」(60系)のレーシングワイドボディキット&ハーフタイプエアロを装着したフルカスタムコンプリートカーを出展する予定となっています。
トヨタのハイブリッドモデル「プリウス」といえば、初代モデルが1997年8月に誕生した、世界初の量産ハイブリッド乗用車です。それまでのエコカーの概念を変えた、まさにエポックメイキングなモデルとして世界の自動車史に記録されています。
現行プリウスは2023年に登場した5代目モデル。「Hybrid Reborn」をコンセプトとし、歴代モデルが持つ高い環境性能を継承しつつ、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備え、内外装だけでなく動力性能もスポーティに一新しています。
そんな5代目プリウスをインパクト抜群のワイドボディにし、6本出しマフラーが強烈なインパクトを与えるのが、クールジャパンによる「RACING 60R-GTW WIDEBODY」です。今年初頭に開催の東京オートサロン2024では「セダン部門最優秀賞」を受賞しており、大阪オートメッセ2024でも出展され、大きな反響を呼んでいました。
今回いよいよ、世界が注目する一大カスタムカーイベントであるSEMAショーにも出展されることとなります。
片側50mm増となるワイドフェンダーは、フロントが交換タイプ、リアが貼付タイプで純正フェンダーのカット(アーチ上げ)を施すため、「地面すれすれのローダウン」もすんなり決まります。
ベース車のつるんとした流麗ボディに対し、メリハリの効いた豊かなボリューム感が加わった独自のエクステリア。裏側までに至る細部のつくり込みは、まさにクールジャパンならではの魅力のひとつといえるでしょう。
いっぽう「STYLE KIT」はABS製ハーフエアロ。同社担当者は「真空成型技術の限界を超えた攻めたデザインであったこともあり、技術的にクリアできない部分が多く、なかなか解決できない状態にありました。しかしながらようやく技術的な難関をクリアすることができ、この度、本格的な量産をスタートさせることができました」話します。
ワイドボディキットの価格は130万3500円。それらに加えてBLITZ車高調とVERZ KCV/DDR19インチホイール&タイヤを装着したコンプリートカーの場合、新車60プリウスG・2WDがベースの例で、塗装・取付け工賃込みで585万円となっています。
なお今回のSEMAショーでは、あわせて「GR SUPRA WIDEBODY SPEC-D」も出展予定となっています。