トヨタは「プリウス」のプラグインハイブリッド車に新たなグレードを追加し、2024年10月1日から発売しています。販売店ではどんな反響があるのでしょうか。
■トヨタ「コスパ最強プリウス」登場!?
トヨタは2024年9月20日、「プリウス」のプラグインハイブリッド車に新たなグレードを追加し10月1日に発売しました。
販売店では、どんな反響があるのでしょうか。
プリウスは1997年に登場した世界初の量産ハイブリッドカー。現行モデルは2023年に登場した5代目です。
5代目では「Hybrid Reborn(ハイブリッドの生まれ変わり)」をコンセプトとし、歴代モデルが持つ高い環境性能を継承しつつ、内外装を大きく刷新。動力性能もスポーティに生まれ変わりました。
ラインナップにはハイブリッド車(HEV)に加え、プラグインハイブリッド車(PHEV)が設定されており、HEVの後を追う形で2023年3月15日に発売されました。
PHEVには、コンパクトかつ大容量な駆動用バッテリーと、高出力の駆動用モーター、高効率なガソリンエンジンを組み合わせた最新のプラグインハイブリッドシステムを搭載。プリウスのハイパフォーマンスモデルに位置づけられています。
PHEVの特徴として、バッテリーに充電した電力だけで日常のドライブのほぼすべての走行が可能な点が挙げられます。
またPHEVならではの給電機能として、バッテリーに蓄えた電力からレジャーシーンで活用できる給電モードを設定。さらに災害時などではエンジンで発電することで電力を供給できる機能も備えるなど、クルマを電源とする使い方として幅広いシーンで活用できます。
そんなPHEVは、これまで最上級「Z」グレードのみの展開でしたが、今回新たなラインナップとして手に届きやすい「G」グレードがラインナップされました。
G PHEVの外観は、ブラック・金属調シルバー塗装のフロントロアグリルや、ブラックアウトされたセンターピラーガーニッシュ、グレースモークのリヤコンビネーションランプなど、Zグレードに劣らぬPHEV固有の意匠を採用。
一方内装や装備は、HEVのGと同等の仕様となっており、8インチディスプレイオーディオ、サテンメッキ加飾のシフトノブ、上級ファブリックシートなど、必要十分な装備・機能を備えています。
価格(消費税込み)はZ PHEVが460万円なのに対し、G PHEVは390万円となります。
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販売店の反響について、都内トヨタ販売店営業スタッフは以下のように話します。
「今回ラインナップに加わったGグレードとZの違いとしては、標準装備の違いですね。
金額もZより70万円下がって390万円となります。
やはりHEVに比べて選ばれる方は多くはないですが、自宅に充電スポットがあるという方に選ばれていますね。
納期については、2025年4月頃のお届けになります」
またSNSでは、「自宅充電できる人は絶対PHEV!」「装備の違いだけで70万円も安いんだ」「補助金考えたらPHEVのほうがお得じゃない?」「コスパ最強プリウス!」など、好反応の声が寄せられていました。
充電スポットが地域によってはまだまだ少ない点をネックとして挙げる意見もあるものの、プリウスPHEVの注目度が高い様子がうかがえました。