スズキは2024年10月16日、新型コンパクトSUV「フロンクス」を発表しました。
■新型「クーペSUV」登場! 日本独自の4WDも設定
スズキは2024年10月16日、新型コンパクトSUV「フロンクス」を発表しました。
同日より発売となります。
新型フロンクスは「扱いやすいクーペスタイル SUV」をコンセプトとし、力強さ・上質さ・洗練さを合わせ持つデザインに、取り回しの良さと快適な室内空間を兼ね備えた、新ジャンルのコンパクトSUVだといいます。
2023年1月にインドで世界初公開後、同年4月にインドで発売。以後、中南米、中近東、アフリカなどでも展開し、スズキにおける新たな世界戦略車となっています。そして2024年7月、今秋に日本国内で販売することが発表されました。
エクステリアは、流麗なクーペスタイルに、存在感のあるフロントマスクやフロントまで回り込むフェンダーなどが力強さを演出。クルマが溢れる街中でも個性を主張するデザインとしました。
ライトは上下で分割されたタイプを採用し、グリル上部からサイド周りまで連続するような横長の3眼デザインとなっています。下部のライトはロービームで、2段に分かれた3眼スタイルとなっており、斬新で存在感のあるデザインです。
リアはテールランプに「7」の字型のような3連ランプと横一文字を組み合わせ、先進性と高級感を演出。テールゲートの周辺はゆるやかに傾斜を描き、伸びやかさと流麗さが表現されています。
ボディサイズは全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mm、ホイールベースは2520mmです。
インテリアは、ブラック×ボルドーの配色と高輝度シルバー塗装の加飾により、スポーティで高級感をもたせつつ、SUVの力強さを演出。シートやドアアームレストにはシルバー調ステッチを施したレザー素材を用いるなど、上質な空間としています。
また、後席は足元空間を十分確保したほか、遮音壁やサイレンサーなどを配置することで高い静粛性を実現。ラゲッジスペースは210リットルとし、使い勝手も高めています。
パワートレインは最高出力101馬力・最大トルク135Nm(FF車)を発揮する1.5リッター4気筒ガソリンエンジン+マイルドハイブリッドで、全車6速ATを組み合わせます。
駆動方式はFFに加え、日本独自仕様として「スノーモード」「グリップコントロール」「ヒルディセントコントロール」の3つの走行モードを選択できるフルタイム4WDが用意されます。
走行性能では、タイヤやコイルスプリング、ショックアブソーバーなどの足回りや電動パワーステアリングの操舵アシスト力を日本の路面に合わせた専用チューニングを行い、快適な乗り心地を実現。
さらに、パドルシフトやアクセルレスポンスを重視したエンジン制御を行なう「スポーツモード」を設定するなど、スポーティな走行も可能としています。
先進運転支援はミリ波レーダーや単眼カメラを組み合わせ、検知精度を拡大した「デュアルセンサーブレーキサポートII」や停止保持機能付きのアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能などを標準装備。
またブラインドスポットモニター、低速時ブレーキサポート(前進・後退)など、最新の予防安全技術も標準装備し、安全性能を高めています。
新型フロンクスの価格(消費税込)は254万1000円から273万9000円です。