2024年10月4日、レクサスの米国法人は、「IS」の2025年モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■鮮烈イエローのV8モデル!
レクサスのミドルクラスセダンとして安定した人気を誇る「IS」。
そんなISの2025年モデルが北米で発表となり、特別な限定車が追加されることがアナウンスされました。
日本では2005年8月に発表されてレクサスブランドに加わったISですが、日本よりもレクサスブランドが先に展開されていた海外では1999年に初代モデルが登場しています。
このモデルは日本ではトヨタから「アルテッツァ」として販売されており、扱いやすいFRレイアウトのスポーツセダンとして人気を博したのも記憶に新しいところ。ISはそのキャラクターを受け継いだモデルとなっているのです。
現在は2013年に登場した3代目(日本では2代目)モデルが現行型として販売されているISですが、2020年にビッグマイナーチェンジを実施し、2021年にはV型8気筒の5リッターエンジンを搭載した「IS500」が追加される(日本では2022年に追加)など、たゆまぬ進化を続けているモデルです。
そんなISの2025年モデルに追加される限定車は、IS500 F SPORT Premiumに設定される「スペシャル アピアランス パッケージ」と名付けられたもので、ISがレクサスのラインナップに加わって25周年を記念するもの。
通常モデルにはラインナップされない鮮やかなフレア・イエローのボディカラーと、そのボディカラーに合わせたイエローのステッチが施されたブラックのNuLuxe(合成皮革)のトリムを備え、カラーコーディネートされたフロアマットやキーグローブ、スマートアクセスカードキーが備わるほか、19インチのBBS製アルミホイールも装着されます。
このモデルは180台の限定で、2024年後半に発売されるとアナウンスされています。
現在、日本では夏ごろから受注停止となっているISですが、一部改良がなされるという噂もあり、そのタイミングでこの限定モデルに近い仕様が追加される可能性はありそうです。
日本では2005年からISが販売されていることから、北米の25周年に対して20周年を記念するモデルとして登場すればメモリアルモデルとして自然な流れと言えるでしょう。
なお北米仕様のレクサスISの2025年モデルでは標準装備のリストが更新され、「F SPORT」系にステアリングヒーターが標準装備となり、IS500 F SPORTに電動格納ミラーが標準装備化。
一方、内外装のデザインやパワートレインなどへの変更はないようで、日本仕様もそれに準じた改良となる可能性が高そうです。