長安マツダは、2024年4月に開催された「第18回北京国際モーターショー」にて、新型SUV「マツダ・アラタ」を出展しました。これは一体どのようなクルマなのでしょうか。
■マツダが超スポーティな「新型クーペSUV」発表!
マツダと中国・長安汽車の合弁会社である長安マツダ(以下、マツダ)は、2024年4月に開催された「第18回北京国際モーターショー」にて、新型SUV「マツダ・アラタ」を出展しました。
この新型マツダ・アラタとは、一体どのような特徴を持つクルマなのでしょうか。
新型マツダ・アラタは、長安マツダが開発した、電動クロスオーバーSUVのコンセプトカーです。
マツダは同車について、「『前向きに今日を生きる人の輪を広げる』というマツダの企業理念にもとづき、新たな価値創造に挑戦したコンセプトモデル」と説明します。
新型マツダ・アラタのスタイリングは、テーマを「SOULFUL+FUTURISTIC×MODERN」と定めてデザインされ、新エネルギー車による新しい生活様式をイメージさせるような、未来的でモダンな造形を採用。
マツダが追い求める“動くことへの感動”や、同社が2010年から掲げているデザインコンセプト「魂動デザイン」特有の生命感を融合させながら、具現化した姿となっています。
そのエクステリアは、4つのタイヤにしっかりと駆動力がかかるような立体的な構成とし、分厚い断面のドアを採用した力強いダイナミックな表現を造形に落とし込んだもの。
またリアコンビランプには、2つのウイングが重なった新発想の造形「クロスウイング」を採用したことで、新しいマツダブランドを訴求しています。
さらにボンネットの先端部やフロントバンパーの両端、Dピラーの内側に空気の通り道を設定することによって、空力特性を向上させつつ近未来的なスタイルに仕上がっているのも特徴です。
新型マツダ・アラタのパワーユニットは、バッテリーEVとプラグインハイブリッドの2種類を用意。
2025年中には量産化して、中国市場で市販されることが予定されています。
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マツダが中国で展開する新型電動車の第2弾として公開された、新型マツダ・アラタ。
第1弾は同日に公開された新型「EZ-6」というセダンで、そちらは一足先となる2024年内に中国市場で発売される予定です。
新型マツダ・アラタと新型EZ-6、両車ともバッテリーEVおよびプラグインハイブリッドの2種類から選択できることが発表されており、急速に電動化が進む中国のクルマ業界に対応する最新モデルとして、日本でも期待が高まっています。