オランダにあるコーチビルダー「SAOUTCHIK」は、ベンツ「300SL」にインスピレーションを得て制作したという「300 GTC」を発表しました。その詳細を見ていきましょう。
■旧車デザインが超カッコイイ!
2024年9月24日、オランダにある自動車のコーチビルダー「SAOUTCHIK」は、「300 GTC」を発表しました。
SAOUTCHIKは、ロシア生まれの家具職人のジャック・サウチク氏によって、1906年に設立されたフランスのコーチビルダー。1955年にSAOUTCHIK氏の死によって一度解散しますが、近年になって復活。その新生サウチクによって開発されたのが、この300 GTCです。
デザインの大元となっているのは、メルセデス・ベンツが1950年代に開発した「300SL」。同社の高級スポーツカーであるSLシリーズの始祖となったモデルです。
300 GTCでは、その300SLの豪華さやスポーティさを見事に表現しつつ、現代風なテイストに仕上げています。
側面には大型のエアベントを設置。また、丸みを帯びたリアは今のクルマでは見られないようなデザインです。
パワートレインや内装についてはまだ詳しくアナウンスされていません。しかし、外観のこだわりを鑑みると、そのクオリティには期待できそうです。
また、内装の写真を見るにベースとなっているのは「AMG GT」かと思われます。
公式サイトでは「象徴的なメルセデス300SLのすべての精神と個性を維持しつつ、私たちの理念に沿ったすべてのスタイル、技術、エンジニアリングの卓越性を備えています」と語られています。
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300 GTCは、最大15台の生産を予定しています。購入者はエクステリアとインテリアの色、トリム、装備、アクセサリーの組み合わせを自由に選べるそうです。