北米で先行して販売されているスバル新型「フォレスター(6代目)」ですが、国内では2025年度に発表される予定であることがわかりました。また、同車初のストロングハイブリッドシステムも搭載されることになります。
■新型「フォレスター」どんなモデルで登場?
スバルの主力SUV「フォレスター」がフルモデルチェンジし、北米では2024年4月に新型モデルの6代目がラインナップに加わりました。
国内では今でも5代目モデルが販売中ですが、6代目フォレスターが2025年度(2025年4月以降)に発表される予定であることが判明しました。
これは、新開発の「ストロングハイブリッド」に関するメディア向け説明会で明らかになったもの。
2.5リッター水平対向エンジンとモーターを組み合わせた新たなストロングハイブリッドシステムを搭載するモデルとして、第1弾の「クロストレック」に加えて、
フォレスターの車名も挙げられ、おおまかな発表時期にも触れられました。
スバルが新たに開発したストロングハイブリッドは、走りの愉しさと環境性能を高い次元で両立させた次世代のシステムとなっており、状況に応じて動力源であるエンジンとモーターを効率よく使い分ける「シリーズ・パラレル方式」を採用しました。
今回詳細が明らかになった新型「クロストレック ストロングハイブリッド」では、独自のシンメトリカルAWDの基本レイアウトを継承しつつ、新開発の2.5リッター水平対向エンジンとトランスアクスルを搭載。
エンジンのゆとりある動力性能と高出力の駆動用モーターによる高い加速性能が、走りの愉しさをさらに高めます。
また、前後輪をプロペラシャフトでつなげる機械式AWDを踏襲することで、あらゆる路面で優れた走行安定性を発揮します。
加えて、コンパクトな水平対向エンジンの特長を活かし、大型の駆動用バッテリーを搭載しながらも燃料タンク容量を63リットルに拡大。
マイルドハイブリッド(e-BOXER)搭載する従来のクロストレック(AWDモデル)よりも燃費性能が約20%向上したことと合わせて大幅に航続可能距離を伸長し、歴代スバル車で最長となるワンタンク1000kmを超える航続距離を実現しました。
また、EVドライブモードの採用を含めEV走行領域を拡大することで、走行時の静粛性も向上させています。
一方、北米仕様の新型フォレスターは2.5リッター水平対向エンジンを搭載していますが、ハイブリッドシステムは採用されていません。
ただし、2023年11月の「ロサンゼルスオートショー」で新型フォレスターが世界初公開された際、株式会社SUBARU 代表取締役社長CEOの大崎篤氏がフォレスター初のストロングハイブリッドを搭載することを宣言しており、期待が高まっていました。
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6代目となる新型フォレスターは、走る愉しさを感じさせる優れた運動性能、安心を提供する先進安全装備、使い勝手の良いユーティリティなど、機能や実用性をさらに向上しています。
外観はフロントフェイスを一新し、六角形状の大きなフロントグリルを中心にシャープなヘッドライトと一体化することで、頑丈さと存在感を表現したほか、リアは左右のテールランプをガーニッシュでつなぎ、ワイド感を強調します。
内装の質感も高められており、シフト操作部やインパネにはアルミのような光沢のある素材や六角形状のテクスチャを組み合わせることで、SUVらしい頑丈さを演出。
一方で、ドアトリムやシート、センターコンソール側面にはタンカラー素材を組み合わせるコーディネートも用意されるほか、インパネをはじめ各所にステッチも施されるなど、上質な内装となりました。
内外装の刷新に加えて、フルインナーフレーム構造ボディによるボディ剛性向上や、2ピニオン電動パワーステアリングの採用などにより、動的質感も向上。
これまでのステレオカメラに加え、広角な単眼カメラを採用した“3眼”の新世代アイサイトを搭載するなど、先進運転支援機能も強化しています。
なお価格に関して、米国では2万9695ドルから3万9995ドル、日本円で約443万円から約597万円で販売されています。