レクサスの欧州法人は2024年10月16日、新型「NX Overtail」を発表しました。
■タフさアップの「NXオーバートレイル」 価格は約1180万円
レクサスの欧州法人は2024年10月16日、ミディアムSUV「NX」に新タイプ「Overtrail(オーバートレイル)」を追加しました。
NXは2014年に登場しました。扱いやすいボディサイズにレクサスらしいラグジュアリーな仕立てにSUVらしい力強さを融合させています。
2024年10月までに全世界で150万台以上が販売された最量販車でもあり、欧州においてもこれまでに約25万台を販売。2023年の単年では、レクサスの欧州部門で最多となる約2万6000台を販売したといいます。
現行型は2代目で、2021年に登場。レクサスの中核モデルとして初めて次世代のデザインを採用したほか、レクサス初のPHEVなど多彩なパワートレインの設定、先進運転支援システム「レクサス セーフティ システム+」の性能向上などが図られています。
パワートレインは仕向地によって異なりますが2.5リッターガソリンのPHEV、同ハイブリッド、2.4リッターガソリンターボ、2.5リッターガソリンで、2.5リッターハイブリッドと2.5リッターガソリンモデルでは駆動方式にFFも用意しています。
ボディサイズは、全長4660mm×全幅1865mm×全高1675mmで、ホイールベースは2690mmです。
今回登場したオーバートレイルは、アウトドアにも映える特別な内外装を施し、悪路走破性能も向上させたモデルです。日本でも2024年2月に追加設定されています。
エクステリアではルーフレールやドアミラー、フォグランプベゼル、エンブレムなどをブラックとしたほか、ブラックメタリックのウインドウモール、スピンドルグリルを備え、精悍な印象を与えました。
ボディカラーは、アウトドアシーンにマッチする専用カラーの新色「ムーンデザート」を新設定。ブラックの専用パーツが引き立つコーディネートとしています。
インテリアも同様にオーバートレイル専用仕上げとなっており、耐久性のあるしなやかな「タハラ ブラック」皮革素材をシートに採用。シートサイドやアームレスト、ドアトリムなどのステッチには、タフなイメージを与えるカーキのステッチを施しています。
また、専用の「ブックマッチ ナチュラルウッド グレイン」パネルをあしらい、上質なオフロード空間が表現されています。
走行性能では、最低地上高を標準仕様より15mmアップさせ、200mmとしたほか、オフロードに適した18インチオールテレインタイヤを装着。
ドライブモードセレクトには悪路走行向けの「Trail」を追加し、本格的な悪路性能の強化も図っています。
欧州仕様では、オーバートレイルは2.5リッターガソリンハイブリッドの「NX350h」、2.5リッタープラグインハイブリッド「NX450h+」、2.4リッターガソリンターボモデルの「NX350」(東欧のみ)にラインナップされます。
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新型NX オーバートレイルのドイツでの価格は、7万2700ユーロ(約1179万円)からに設定されています。