トヨタ「クラウンクロスオーバー」の特別仕様車として、アウトドア仕様の「ランドスケープ」が存在します。オフロード感あふれるモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
トヨタ「クラウン」は、同社を代表する高級車として、60年以上にわたって支持されています。
これまではセダンをメインとしたラインナップとしていましたが、2023年9月に発売された16代目モデル(現行モデル)ではセダンのみならず、3タイプのSUV(クロスオーバー・スポーツ・エステート)を加え、さらに海外展開も図るなど、立ち位置を大きく飛躍させました。
そんななか、クラウンの新たなモデルとして「CROSSOVER RS LANDSCAPE(以下、ランドスケープ)」が登場しています。
クラウンクロスオーバーの特別仕様車として設定されたモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
ランドスケープは、アウトドアの世界観を表現したモデルとして、2024年4月に行われたクラウンクロスオーバーの一部改良とともに発表。
アウトドア仕様の特別なボディカラーとして「ブラック×アーバンカーキ」の2トーンカラーを身にまとい、「オーバーフェンダー」や「マッドガード(王冠マーク入り)」、「ヒッチメンバー(王冠マーク刻印)」、「60:40分割可倒式リヤシート(トランクスルー)」、「リヤフォグランプ」、「245/60R18オールテレインタイヤ×アルミホイール」などを特別装備しています。
とくに、力強い張り出しを実現したオーバーフェンダーによって存在感が格段に増したほか、「RAV4」にも採用された「GORI GORI BLACK(ゴリゴリブラック)」と呼ばれるデコボコした塗装を施すことで、タフギア感ある仕上がりとなっています。
さらに、サスペンションをチューニングすることで最低地上高が約25mmアップ。より堂々と迫力のあるスタイリングを実現したことに加え、オフロード走行時にボディと障害物が当たりにくくなったり、前方視界の向上にも寄与します。
ワイルドな外観とは一転し、内装はクラウンクロスオーバーならではのシックな装いです。
特別に設定された内装色「ブラックラスター」の採用や、インパネにはランドスケープ専用のマークがレーザー刻印されるなど、プレミアムなインテリアとしました。
ランドスケープのパワーユニットには、2.4リッターターボハイブリッドを搭載し、駆動方式は4WDのみ。アウトドア仕様らしく「寒冷地仕様」が標準装備されています。
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存在感のあるスタイリングが目を引くランドスケープは、「東京オートサロン2023」と併催された「東京アウトドアショー2023」でコンセプトモデル(クラウン アウトドア コンセプト)が参考展示され、これまでにない“アウトドア仕様のクラウン”として話題を集めていました。
ランドスケープの価格(消費税込)は685万円です。