ホンダのタイ法人が、イベント会場にコンパクトセダン「シティ」を持ち込み、話題を博しています。いったいどのようなクルマで、どのような声が上がっているのでしょうか。
■ホンダ最新型「シティRS」実車公開に反響
ホンダのタイ法人が、イベント会場にコンパクトセダン「シティ」を持ち込み、話題を博しています。
いったいどのようなクルマで、どのような声が上がっているのでしょうか。
展示されたのは、新車展示即売会「バンコクインターナショナルグランドビッグモーターセール2024」(会期:2024年8月23日~9月1日)です。
ホンダのコンパクトセダン「シティ」は、1996年に初代モデルが登場。新興国向けエントリーモデルとして展開され、いまやタイ国内では「最も売れているホンダ車」として知られています。
現行モデルは2019年登場の7代目。ちなみに同時に派生モデル「シティ ハッチバック」も追加され、ますます人気を獲得しています。
「シティ」のボディサイズは全長4580mm×全幅1748mm×全高1480mm、ホイールベース2589mm。
パワートレインは、1リッターガソリンエンジンと1.5リッターハイブリッド(e:HEV)の2種類で、ギアボックスはCVTです。
両エンジンモデルとも、ガソリンにエタノールを20%混合した「E20」に対応し、環境にやさしい乗り方も可能となっています。
グレード構成は、エントリーグレード「S」、ミドルグレード「SV」、そしてスポーティカスタムグレード「RS」が設定されています。
今回展示されたのは「RS」で、専用デザインのフロントグリルやフロントロアバンパー、リアバンパー、さらに独自のサイドステップやリスポイラーが特徴。ドアミラーとホイールはブラックになり、いかにもスポーティといったアクセントになっています。
販売価格は59万9000バーツ(約250万円)からで、最上級グレード「RS」は1リッター車が74万9000バーツ(約315万円)、ハイブリッド車が79万9000バーツ(約335万円)です。
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大人気の「シティ」に対しネット上では「日本でも売ればいいのに」「かっこいい」「海外ばっかりずるいぞ」「ホンダシティめちゃくちゃ好きなんだけどこれを日本で売らない理由ってなんぞ?コンパクトセダンはそんなに売れないんか?」と、日本展開を熱望する声もありました。
いっぽう、日本人にとって「シティ」といえば、かつて展開されたトールハッチバックを想像する人も、まだ多いかもしれません。1981年にデビューし、内装はシンプルなデザインながら、大人4人が快適に過ごせる広さで、「ポケッテリア」と呼ばれた収納スペースなど、機能性が人気になっていました。その後1995年に日本では販売終了となっています。
この「旧シティ」への憧憬もうかがえ、「こんなのシティじゃない…」「CMよく覚えてる」「懐かしい」といったコメントもありました。