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V6で“1200馬力”! “11年ぶり”の新型「スーパーカー」世界初公開! “レトロ風デザイン”採用&「F1由来」の技術モリモリ! 0-100キロ“約2.1秒”の爆速フェラーリ「F80」発表!

くるまのニュース 2024年10月19日 15時10分

2024年10月17日に、フェラーリは新型スーパーカー「F80」を発表しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

■フェラーリの新たなスーパーカー「F80」発表!

 フェラーリは2024年10月17日に、同社の創業80周年に迫る歴史を記念したモデルとして、新型スーパーカー「F80」を発表しました。

 これまでフェラーリはスペシャルなスーパーカー・シリーズとして、1984年に「288GTO」、1987年に「F40」、1995年に「F50」、2002年に「エンゾ・フェラーリ」、2013年に「ラ・フェラーリ」を発表してきました。

 今回のF80は、ラ・フェラーリの系譜を継ぐ6台目のスーパーカーといった位置づけとなります。

 ボディサイズは全長4840mm×全幅2060mm×全高1138mm、ホイールベースは2665mmと、先代にあたるラ・フェラーリ(全長4702mm×全幅1992mm×全高1116mm、ホイールベース2650mm)と比較すると、少し大きなサイズ感です。

 シャシはカーボンモノコックを主体とし、前後にはアルミ製サブフレームを採用。

 エクステリアは、航空宇宙産業からインスピレーションを得たとし、モダンかつ革新的なデザインにまとめられています。

 また、各所に過去のモデルのオマージュを散りばめられているのも特徴です。

 なかでもフロントのブラックアウトされたヘッドライト回りは「365GTB/4(通称:デイトナ)」を彷彿とさせ、ホイールアーチ部分のドアから突き出た垂直のパネルはF40に敬意を表したものだといいます。

 跳ね上げ式のバタフライドアを採用するほか、側面から見たドアのスタイリングの特徴を反映したリアエンジンカバーには、エンジンからの熱気を排出する6つのスロットと空気を排出するグリルが配されています。

 インテリアは、F1カーを疑似体験できるように、あえてコンパクトにキャビンを設計。

 これは助手席を運転席よりも後ろに配置することで、快適性を損なうことなく車内スペースを狭くすることができたといいます。

 コックピットは計器パネルやスイッチ類はドライバー側にオフセットされており、ドライバー中心の空間を実現。

 このモデル専用に開発された新しいステアリングホイールも搭載し、近年のフェラーリにあるフルデジタルレイアウトに代えて、直感的に操作しやすいボタンを備えたソリューションを採用しています。

 車両ダイナミクスには、F1やWECで用いられているテクノロジーを各所に取り入れられています。

 フロントノーズ中央部分は、フロントウイングのメインプレーンとして機能。

 またSダクト内部には2枚のフラップが搭載され、メインプレーンと相互に作用することにプラスして、リヤウイング・ディフューザー・システムも相まって、250km/hで走行する場合に合計1050kgという強大なダウンフォースを生み出します。

 足回りには、四輪がそれぞれ独立して4個の48Vモーターで作動するアクティブサスペンションを搭載し、サーキット走行時には車高変動を最小限に抑えつつ、一般走行時の乗り心地にも配慮されたものとなっています。

 パワートレインには、クランクシャフト、クランクピン、コンロッド、ピストンなどを専用品としたシリンダーバンク角120度の3リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、3基のモーターが組み合わされたフェラーリ初の電動ターボ技術「eターボ」を搭載し、システム最高出力1200psを発揮します。

 トランスミッションには8速デュアルクラッチF1DCTを採用し、駆動方式は4WDです。

 これによって停車時から100km/hまで加速するのにわずか2.15秒、最高速度は350km/hといった驚異的なパフォーマンスを誇ります。

 なお、価格は360万ユーロ(約5億8000万円)かつ限定799台での販売となりますが、すでに完売しているとのことです。

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