ダイハツは「タント」の一部改良モデルを2024年10月2日より発売しました。同モデルについて、販売店の担当者に話を聞きました。
■ダイハツ新「タント」登場! 何が変わった?
ダイハツは、「タント」の一部改良モデルを2024年10月2日より発売しました。どういった部分が仕様変更されたのでしょうか。販売店の担当者に話を聞きました。
タントは、初代モデルが2003年に登場。広々とした室内空間と使い勝手の良さを特徴とした軽スーパーハイトワゴンです。
2007年に登場した2代目には、軽自動車初のピラーインドア「ミラクルオープンドア」を採用。さらに2013年の3代目では両側パワースライドドアを搭載するなど、定期的な進化を遂げており、幅広いユーザーから支持を得ています。
現行モデルは、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(ダイハツニューグローバルアーキテクチャ―)」を導入した第1弾モデルとして、2019年に登場した4代目にあたります。
4代目では、新開発のプラットフォームや、新CVT、大幅改良したパワートレインなどすべての機構が一新され、基本性能が大幅に向上しました。
また2022年10月には一部改良が実施され、安全面では「次世代スマートアシスト」として、充実した先進・安全装備を採用するなど、全方位で大幅に機能と性能が進化しています。
そんなダイハツの基幹車種であるタントですが、今回の一部改良について、一部仕様変更とともに価格改定について発表されたものの、具体的な内容については記載されていません。
ではどういった変更があったのか、これについて都内ダイハツの営業担当者は以下のように話します。
「今回の一部仕様変更では、国の安全基準により、車両の後ろのバックソナー部分について、装備が追加されています。
見た目や室内、機能などについては特に大きくは変わっていません」
具体的には、障害物までの距離に応じて警告音を変えて知らせてくれるコーナーセンサーについて、従来ではフロント2個、リヤ2個だったところ、リヤ側に2個が追加。これにより、最新の法規に対応し、後退時の安全性を向上しました。
また今回の一部仕様変更で価格についても変更があり、前出の担当者は以下のように話します。
「今回の仕様変更に合わせて、原材料価格の高騰などにより車両価格が上がりました。
グレードにもよりますが、8万円から10万円の間で価格が上がっています」
昨今の物価上昇などが影響したことで車両価格が見直され、新タントの車両価格は、145万2000円から208万4500円となりました。
なお今回の一部改良は、タントシリーズに属する「タント(フレンドシップシリーズ)」のほか、「タントカスタム」「タントファンクロス」にも同様の改良が行われています。
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今回の改良の内容に加え、タントを利用するユーザーや納期についても話を聞きました。前出の担当者は以下のように話します。
「タントは、若い世代の方から高齢の方まで幅広い世代の方に利用していただいています。
特に室内は広々としていて、大人4人がゆったり座っていただけるので、ダイハツのなかでも人気の車種です。
納期については、今承っているお客さまの中で、早い方だと年内のお届け、およそ3か月ほどですが、タントは注文も多いので、今注文をいただくと納期は少しかかるかと想定されます。
絶対と言い切れないので、明確な納期をお伝えできませんが、ご検討されている方はお早めをおすすめします」