トヨタのカンボジア法人は、新たな2025年型「ヴェロズ」の予約受け付けを開始したと発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■トヨタのコンパクトミニバン「ヴェロズ」
トヨタのカンボジア法人は、新たな2025年型「ヴェロズ」の予約受け付けを開始したと発表しました。
ヴェロズは、トヨタとダイハツが共同開発した、7人乗りの小型ミニバン。
インドネシア、マレーシア、ベトナムで生産が行われ、カンボジアを含め、主に新興国市場で販売が行われています。
ヴェロズの名が初めて世界に登場したのは、2021年のこと。「アバンザ」というクルマの上位モデルとして、インドネシアで販売が開始しました。
インドネシアにおける「DNGA」(ダイハツのクルマ作りの新たな方針)を採用した、第2弾のクルマです。
特長としては、アバンザにくらべて室内の長さが広くなったことと、駆動方式が前輪駆動であること、タイヤが大きくなってスポーティなデザインになったことが挙げられます。
日本のミニバンと違って、リアドアがスライドドアではなく、外側に向かって開くヒンジドアであることもポイントです。
ボディサイズは、全長4475mm×全幅1750mm×全高1700mm、ホイールベースは2750mm。
エクステリアは、直線を多く取り入れたタフなデザインとなっており、大型の六角形グリルや、シャープなLEDヘッドライトが特徴。
リア部分には、トヨタのエンブレムをつらぬくように、横一文字のテールランプが走っています。
インテリアは、シンプルながら上質な仕上がり。7人乗り・3列シートは前席から2・3・2のレイアウトで、さまざまなシートアレンジを可能にし、ファミリーカーとしての利便性を高めました。
パワートレインは、1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載。CVTもしくはMTと組み合わせることにより、最高出力106馬力/6000rpm・最大トルク138Nm/4200rpmを発生します。
先進安全装備として、トヨタセーフティセンスを装備。ボディカラーは、ダークレッドマイカメタリック、ブラックメタリック、プラチナホワイトパールマイカ、パープリッシュシルバーマイカメタリックの全4色から選択可能です。
価格は3万5900ドル(約537万円)からの販売です。