レースゲーム「グランツーリスモ」に登場する架空のレーシングカー「ビジョン グランツーリスモ」シリーズ。今回はそんなビジョン グランツーリスモの中でも、ダイハツが協力した「コペン RJ ビジョン グランツーリスモ」について注目します。
■コペン RJ とは?
レースゲームシリーズ「グランツーリスモ」には世界各国の自動車メーカーと協力して作成された車両「ビジョン グランツーリスモ」が登場します。
今回紹介するレーシングカーはその1つである「コペン RJ ビジョン グランツーリスモ」です。
グランツーリスモは1997年にプレイステーションで発売されたレーシングシミュレーションゲーム。その人気は高く、現在展開されるナンバリングタイトルは「グランツーリスモ7」です。また、2023年には実写版の映画にもなっています。
今回紹介するのは、ダイハツが展開する軽規格のオープンスポーツカーをベースにしたコペン RJ ビジョン グランツーリスモです。
今回のベースになったのは、コペンの2代目モデル。ダイハツが開発した「D-Frame」という骨格構造と可変バルブ機構付き3気筒ターボエンジンを採用しています。
また、脱着式ボディパネルで外装を変化させられる「Dress-Formation」というユニークな機能を備えています。
コペン RJ ビジョン グランツーリスモは、この2代目コペンをベースに、「軽自動車の可能性を広げてみせた」とされるモデルで、RJとは「レーシング・ジャケット」の略。レースでの勝利を見据えて身にまとった、鎧のような外観のことを指しています。
ボディサイズは全長3542mm×全幅1534mm×全高1330mm。ベースとなったコペンのボディサイズは、全長3395m×全幅1475mm×全高1280mmですが、RJは、軽自動車の枠を完全に超えています。
エクステリアでは、大型のフロントアンダースポイラーや、リアウィングなど、多数のパーツが追加されています。公式ウェブサイトでは、「見た目は武士のようだ」と紹介されています。
パワートレインには、過給効率を極限まで高めた軽規格の660ccを搭載。最大出力は149馬力、20.6kgf-mにまでパワーアップしています。駆動方式はFFです。
追加装備も多いですが、車体重量は軽量で600キロに収められており、“大排気量スポーツカーとも互角に戦う戦闘力を持つ”とされています。