レクサスのオーストラリア法人は、2024年10月4日、新型「LF-ZC」をオーストラリアでも初公開すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■美しすぎるクーペ風セダン
レクサスは2024年10月4日、次世代BEV(バッテリー式電気自動車)コンセプト「LF-ZC」をオーストラリアで開催の競馬イベント「メルボルンカップカーニバル」(会期11月2日〜9日)に一般公開すると発表しました。これで同市場では初公開となるようです。
LF-ZCは、2023年のジャパンモビリティショーで世界初公開された次世代BEVコンセプト。2026年の市場導入を目指して開発が進められているというクーペ風のセダンのようなモデルです。
最大の特徴は、車体を3分割(フロント、センター、リア)した新モジュール構造にあります。
車体構造やコンポーネントを根本的に見直すことにより、生産工程の合理化および柔軟性の高めるとともに、より自由度の高い車両パッケージングを実現しています。
デザインテーマは「プロヴォカティブ・シンプリティ」とし、挑発的な存在感と研ぎ澄まされたシンプルなデザインを目指し、レクサスの独自性を発展させました。
ボディサイズは全長4750mm×全幅1880mm×全高1390mm、ホイールベース2890mm。空気抵抗係数(Cd値)0.2以下を目指しています。
コックピットは、各種の操作機能をステアリング両サイドのデジタルパッドに全て集約するほか、ヘッドアップディスプレイと同じ原理でフロントウィンドウに情報を映し出す遠視点メーターを採用します。
丸型でない異型のハンドルや、シフトレバーを廃したスイッチ式のシフトが採用され、近未来感を演出しています。画像を見る限り、乗車定員は4名のようです。
助手席の前には大型モニターを設置し、エンターテインメントや多様なアプリの拡張ができるようになっており、クルマの新たな楽しみ方を提供します。
パワートレインは、軽量・小型・高出力の「イーアクスル」(モーター・インバータ・変速機を三位一体化にした電動ユニット)を採用。航続距離は1000kmを目標としています。
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メルボルンカップ カーニバルは世界屈指の競馬の祭典。名馬が一堂に会す大規模なレースを中心に、ファッション、グルメ、ワイン、エンターテインメントに関するが催しが繰り広げられ、期間中延べ30万人が訪れます。2018年から7年連続でレクサスが最上位スポンサーになっています。