インパルは2024年10月1日、日産のミニバン「セレナ」(2022年以降のC28型) の新たなエアロパーツ(エアロダイナミクスシステム)を発表・発売しました。どのような仕上がりなのでしょうか。
■インパル“セレナ”誕生
チューニングパーツメーカーのインパルは2024年10月1日、日産のミニバン「セレナ」(2022年以降のC28型) の新たなエアロパーツ(エアロダイナミクスシステム)を発表・発売しました。
インパルは、日産の元ワークスドライバーで、「日本一速い男」と呼ばれた星野一義氏が1980年に起ち上げたブランドです。長年のモータースポーツ活動で培ったノウハウをエアロパーツなどの製品開発にいかしており、本物志向のユーザーを中心に人気を博しています。
そんなインパルが、ファミリーミニバンの代表格であるセレナ向けに開発したのが今回のエアロパーツです。セレナは1991年の初代発売以降30年以上にわたって、日本の道路事情と移り変わる家族のライフスタイルに寄り添って進化してきた人気のミニバンです。
現行型(C28型)は2022年に登場した6代目。家族のために考え尽くした装備や機能をふんだんに盛り込みながら、かたくなに5ナンバーサイズ(一部グレードは除く)に収まるように設計されているため、取り回し性の良さにも定評があります。
グレードは大きく分けて「X」「XV」「ハイウェイスター」「ルキシオン」の4タイプ。XとXVが標準ボディであるのに対して、ハイウェイスターとルキシオンは押し出し感を強調したデザインが特徴で、標準ボディと比べて全長が+75mm、全幅が+25mm。3ナンバーサイズとなります。
今回インパルが発表したエアロパーツは、ハイウェイスターとルキシオンが対象となります。フロントスポイラー、ボンネットガーニッシュ、サイドステップ、リアスポイラーで構成されており、どれも形状はやや複雑です。
デモカーのエアロパーツはスーパーブラックに塗装されていることもあって、引き締まった印象です。ただの「箱の移動体」でなく、スポーティーに走れるような躍動感すら伝わってきます。
またボンネットガーニッシュによってフロントグリルが視覚的に広く見え、精悍さが増しているのも印象的です。
セット価格はスーパーブラック塗装済みで31万9000円。未塗装のセット価格は設定されていませんが、単体で購入できます。