レースゲーム「グランツーリスモ」に登場する架空のレーシングカー「ビジョン グランツーリスモ」シリーズ。今回はそんな「ビジョン グランツーリスモ」シリーズの中でも、ド派手なシボレー「シャパラル 2X ビジョン グランツーリスモ」について紹介します。
■動力源はレーザーパルス…「シャパラル 2X」
ソニーから発売されているレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」。本ゲームには世界各国の自動車メーカーと協力して作られた「ビジョン グランツーリスモ」シリーズが登場します。
今回紹介するのはシボレー「シャパラル 2X ビジョン グランツーリスモ」です。
グランツーリスモは1997年に発売されたレーシングシミュレーションゲーム。登場する車両の精巧なグラフィックなどが人気を集め、2022年にはシリーズ25周年を記念した最新作「グランツーリスモ7」が発売されています。2023年には実写映画も公開されました。
今回紹介するシボレー シャパラル 2X ビジョン グランツーリスモのボディサイズは、全長4150mm×全幅1974mm×全高880mm。
外観に目を向けると、そのフォーミュラカーのような姿に驚かされます。中央に運転席を配置。その四隅から、タイヤに向かって細長いフレームが伸びています。また、フロントや車体とタイヤの間には、大きなエアインテークが設けられています。
パワートレインには、前代未聞のレーザーパルスを採用。このレーザーパルスが生み出す衝撃波によって周囲の大気を急加熱させ、その膨張力で走行するそうです。最大出力は918馬力、最大トルク81.2kgf-mを発揮するとのこと。
また、運転手はこのマシンに伏せて乗り込むといい、車両を動かすコントローラーは伸ばした四肢の先にあるとのこと。公式サイトによれば、走行時は「あたかも路面の数センチ上を浮遊するかのような感覚で走行する」とされています。
ボディ骨格は、カーボンファイバーを積層させた「レイアップ・スケジュール」という方法で作られています。このボディにはそれ自体に弾性があり、サスペンションとしても機能します。このような努力の結果、車体重量は450kgに抑えられています。
※ ※ ※
今回のシボレー シャパラル 2X ビジョン グランツーリスモは、1960年代に米国のレーシングカーメーカーとして活動した「シャパラル・カーズ」の名前を引き継いでおり、公式サイトでは「創業者ジム・ホールがこだわり続けたモータースポーツにおける変革の精神を、大胆な形で表現した」などと述べられています。