マツダは「ロードスター MAZDA SPIRIT RACING RSコンセプト」を2024年10月19日に開催された「マツダファンフェスタ」で公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■2リッターエンジンのソフトトップ仕様が出る!?
マツダは2024年10月19日、富士スピードウェイ(静岡県小山町)で公式ファンミーティング「MAZDA FAN FESTA 2024 at FUJI SPEEDWAY(以下、マツダファンフェスタ)」を開催し、「ロードスター」の特別仕様車として「35周年記念車」を初公開しました。
1989年に初代モデル(NA型)が登場してから35年を迎えることを記念する同特別仕様車では、独自の塗装技術を用いた「匠塗 TAKUMINURI」による「アーティザンレッド」のボディカラーを採用。
ソフトトップのロードスターは、麻のような風合いの素材を用いた「スポーツタン」カラーの幌を組み合わせてシックな印象とし、ハードトップの「ロードスターRF」ではアルミホイールに高輝度塗装の専用17インチを装着して足元を引き締めています。
ロードスター35周年記念車が注目の的となるなか、もう1台特別なロードスターの実車が展示されたのです。
それが「ロードスター MAZDA SPIRIT RACING RS(マツダスピリットレーシング RSコンセプト/以下、スピリットレーシング RSコンセプト)」です。
スピリットレーシング RSコンセプトは、2024年1月に開催の「東京オートサロン2024」で世界初公開されたコンセプトカーで、その後は各地のマツダディーラーやイベントなどに出展されています。
このスピリットレーシング RSコンセプトは、「MAZDA SPIRIT RACINGブランド」が手掛ける第1弾のモデルとして市販化を前提に開発中の車両です。
2024年1月にビッグマイナーチェンジした最新のロードスターをベースとし、街中からサーキットまで楽しく走れることを目指したといいます。
スーパー耐久といったレース活動を通して培った足回りやエアロダイナミクスの進化、それらに合わせた内外装にも磨きをかけました。
そして特筆すべきは、ソフトトップ仕様としては国内初となる2リッターエンジンを搭載すること。
速さと質感にこだわりつつ、ハイパフォーマンスを実現しているといい、エンジンにも手が加えられることになっています。
外観は、グレーのボディカラーにボンネットにはブラックのデカールがあしらわれたスポーティなデザインを採用。ロアグリルはメッシュタイプとしたほか、オレンジのアクセントが各所に施されました。
さらに、SPIRIT RACINGの専用ロゴも配されるなど、通常仕様とはひと味違った雰囲気となっています。
内装は、シートやインパネ、ステアリング、シフトまわり、ドアパネルなどがスエード調表皮で覆われるとともに、4点式シートベルトを採用するなど、スポーツ志向のインテリアが採用されました。