スバル「BRZ」の特別仕様車が米国で初公開されました。むらさき色の新たなボディカラーを採用したモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
■まさかのパープル! 斬新すぎる「BRZ」とは?
スバルの米国法人は、2024年10月19日に米国・テキサス州で開催した「スビーフェスト テキサス」にて、スポーツクーペ「BRZ」の特別仕様車をお披露目しました。
さらに、先行公開されたティザー画像に加え、内外装の新たな画像を公開しています。
BRZは、低重心のスタイリングやシャープなハンドリングなどを備えた、後輪駆動(FR)のスポーツカーです。
現行モデルは2021年に全面刷新した2代目で、最高出力228hpを発揮する2.4リッターの水平対向エンジンを搭載し、トランスミッションに6速MTまたは6速ATを組み合わせました。
最新の2025年モデルでは、より鋭いスロットルレスポンスを実現する「スポーツモード」をMT車に新たに設定。
加えて「アクティブ・サウンド・コントロール」がアップデートされ、キャビン内に響くエンジン音の質を高めてより魅力的なドライブが可能となっています。
米国で登場した特別仕様車「Series.Purple(シリーズパープル)」は、新色「ギャラクシー・パープル・パール」のボディカラーを採用。
“スバルブルー”とも呼ばれる、鮮やかな「WRブルー・パール」の印象が強いBRZですが、ギャラクシー・パープル・パールは光の当たり方や見る角度の違いでさまざまな表情を生み出します。
また、ブラック仕上げの「SUBARU」「BRZ」バッジがリアデッキリッドに装着されたほか、新色「サテンシルバー」の18インチアルミホイールとタイヤはミシュラン パイロットスポーツ4を装着しました。
インテリアでは、ブラックのウルトラスエード表皮にグレーのステッチおよび本革ボルスターを組み合わせたパフォーマンスデザインのフロントシートを装備。
ステアリングホイール(本革巻き)やシフトブーツ、パーキングブレーキブーツ、ドアパネルにも専用のグレーのステッチを施しています。
さらに、STI(スバルテクニカインターナショナル)のシフトノブとレッド仕様のスタートスイッチも備えました。
パワーユニットは、通常モデルと同じ2.4リッター水平対向エンジンを搭載しますが、シリーズパープルのトランスミッションは6速MTのみです。
加えて、STI製ショートスローシフターとフレキシブルVバーを装備し、パフォーマンスを向上させたといいます。
運転支援システムは「アイサイトドライバーアシストテクノロジー」が標準搭載されます。
※ ※ ※
BRZ シリーズ パープルは米国で500台が限定販売されます。
価格は3万5445ドル(日本円で約531万円)となり、通常グレードの2025年モデルも含めて2025年初頭に納車が開始されます。