トヨタの台湾法人は2024年10月、コンパクトSUV「カローラクロス」の改良型を現地で発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■新型「カローラクロス」登場!
トヨタの台湾法人は2024年10月、コンパクトSUV「カローラクロス」の改良型を現地で発売しました。
カローラシリーズは1966年の初代発売以来、世界150以上の国と地域で累計5000万台以上を販売してきたトヨタのグローバルベストセラーカーです。
時代や地域のニーズに応じて進化を遂げる中、世界的なSUV需要の高まりを背景にシリーズ初のSUVとして2020年に誕生したのがカローラクロスです。
カローラクロスのボディサイズは全長4460mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mmで、歴代カローラ最大。ただグローバルな視点で見ると、SUVとしてはコンパクトクラスに分類されます。
今回台湾で発売された改良型は、顔つきを大きく変えたのが特徴です。タイで生産されるモデルと同様、フロントグリルが従来のフレーム付き・黒メッシュ状からフレーム無し・ボディ同色ハニカム状になり、先進的ですっきりとした“レクサス車”のような印象になりました。
また、LEDクリスタライズドランプとシーケンシャルウィンカーを備えた新デザインのLEDプロジェクターヘッドライトも採用しています。
細かいところではハイブリッド車(HEV)のエンブレムが「HYBRID」から新デザインの「HEV」に変更されています。スポーティバージョンの「カローラクロスGRスポーツ」は従来通りのデザインで、フロントグリルは黒メッシュのまま。HEVのエンブレムのみが新デザインに変更されました。
ボディカラーは全11色で、うちツートーンは5色で、GRスポーツ専用となります。価格はガソリン車が79万9000台湾ドル(約370万円)から、ハイブリッド車が83万9000台湾ドル(約390万円)から。いずれも従来型より4万〜7万台湾ドルほど(約18万〜32万円)値下げとなります。