日産の次期「GT-R」を彷彿とさせるようなコンプリートモデルが、市販化に向けた製作の大詰めを迎えています。そんな「R36」GT-Rに対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。
■尋常じゃないハイパワーマシンに興味津々!
ドイツにあるArtisan Vehicle Design社は、日産の現行(R35型)「GT-R」をベースにしたコンプリートカー「R36 ARTISAN GT-R」の生産版デザインを公開しました。
独自にデザインされた次期GT-RのイメージCGを再現し、現在ハンドメイドで製作されているところですが、そんな“R36”GT-Rに対し、SNSなどには多くの声が集まっています。
コンプリートカーのR36 ARTISAN GT-Rのはじまりは、もともとデザインディレクターのRoman Miah氏とAvante Design社が「R36 スカイライン GT-R”」と名付けられた予想レンダリングを制作し、SNSに投稿したことがきっかけです。
ボディのベースはR35型ですが、「スカイライン」時代のBNR34型と、前モデルのBCNR33型などのテイストを巧みにミックスしたデザインが世界中から注目を集め、実車化を要望する声も高まりました。
そこでArtisan Vehicle Design社は市販化決断。R35 GT-Rをドイツの工場に持ち込み、すべてハンドメイドで製造することになったのです。
外観は、カーボンファイバー製のボディパネルに換装。内装も大型ディスプレイがセンターコンソールに備わるなど、先進的かつレーシーなデザインとなっています。
またパワートレインも変更され、「トラックパッケージ」と「アルティメットパッケージ」の2モデルを設定します。
トラックパッケージでは、インタークーラーや燃料ポンプを見直すことで最高出力800psまで出力を高め、ギアボックスも改良されます。
そしてアルティメットパッケージではエンジンを4.1リッターにボアアップ。タービンも交換され、最高出力1000psを実現しているといいます。
歴代GT-Rのいいとこどりのデザインとカーボンボディ、さらにハイパワーエンジンをもつR36 ARTISAN GT-R。
コンプリートカーの価格などの詳細はまだ明らかにされていませんが、引き続きその動向から目が離せません。
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そんなアーティザンのR36 GT-Rに対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。
多かったのは「カッコいい」「1000馬力って尋常じゃない」「どんな走りなんだろう」など、強い関心を示す声でした。
またデザインについても「R34を現代風に解釈したデザインが魅力的」「R35よりカッコいい」など、おおむね高評価なようです。
いっぽうで「日産も早く新型を出して欲しい」「ニッサンは何をやってるんだ」など、次期GT-Rに期待するコメントも目立ちます。
日産は、現行のR35 GT-Rを2025年8月に生産終了すると明らかにしています。
こちらの動向も気になるところです。