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スズキの超ショートな「“ミニ”ジムニー」がスゴい! カクカクデザインに「画期的ユニット」を搭載!? 走破性も確保した「驚きの斬新モデル」とは

くるまのニュース 2024年10月24日 19時10分

スズキは、買い物カートサイズの「ジムニー」を披露していました。一体どのようなモデルなのでしょうか。

■まさかの公式「ミニジムニー」 今後の活躍にも期待

 スズキの本格四輪駆動車「ジムニー」シリーズは、小型ボディに本格的な悪路走破性能を組み合わせ、根強い人気を誇ります。
 
 そんなジムニーですが、スズキは過去、現行ジムニーのデザインや悪路走破性はそのままに、非常にコンパクトにさせた「ミニジムニー」なるモデルを披露していました。

 ミニジムニーは2024年3月開催の「浜名湖花博2024」で公開されました。非常のショートかつコンパクトなボディを持ちますが、内装はなくドアもないため乗車することはできません。

 ボディサイズも非公表ですが、買い物カート程度のサイズであり、デザインは市販モデルのジムニー(実際には小型車モデルの「ジムニーシエラ」)を再現。キネティックイエローのボディカラーで、ルーフラックとリアラダーを装備しています。

 このベースとなったのは、スズキが展開している業務用多目的ユニット「電動モビリティベースユニット」。

 スズキが販売する電動車いすの技術を応用したもので、独自の自律走行システムを搭載し、農業、配送、土木建設補助などさまざまな用途で活用できるロボットの足回りとして展開することを想定しているといいます。

 ユニット単体のサイズは全長1200mm×幅600mm×高さ500mm、車両重量は100kgで、左右で独立した2モーターを搭載し、100kgの荷物を積載したまま10度の傾斜を登ることが可能というスペックを実現。連続走行距離は30kmを確保します。

 リモコンで操作が可能なほか、大型タイヤの装着やサスペンションなどの足回り構造の工夫などにより、不整地や泥ねい地、農地など悪路の屋外でも使用できる走破性、耐久性を確保。

 ジムニーのミニチュアボディを搭載していても、同等のサイズと性能を確保しているものとみられますが、実際にはこうした使い方ではなく、先述の通り配送や運搬などの用途に応じた架装を施すことで業務利用することを見込んでいるものです。

 また、防災企業や自治体など、産業用途以外での展開も検討されており、多彩な使い方が可能。電動モビリティの可能性を広げる画期的なユニットとして期待されています。

 なお、浜名湖花博2024ではミニジムニーに加え、同ユニットに軽トラック「キャリイ」のミニチュアボディを組み合わせた「ミニキャリイ」も展示されています。

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