ホンダのインドネシア法人は2024年10月4日、「インドネシア・モディフィケーション&ライフスタイル・エキスポ」に、「ブリオ」の改造車を出品しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■300馬力のホンダ「最小級コンパクトカー」!?
ホンダのインドネシア法人は2024年10月4日、現地で開催されたアフターパーツ系自動車ショー「インドネシア・モディフィケーション&ライフスタイル・エキスポ」(以下IMX、会期10月4〜6日)に、「ブリオ」の改造車を出品しました。
ブリオは、新興国向けに開発されたコンパクトハッチバックモデルで、2011年にデビューしました。現行型は2018年登場の2代目にあたり、インドネシアで生産されています。
ボディサイズは全長3810mm×全幅1680mm×全高1485mm、ホイールベース2405mm。日本で販売されている「フィット」よりひと回り小さいサイズ感です。パワートレインは1.2リッター直4ガソリンエンジンに5速MTまたはCVTを組み合わせており、最高出力90PS・最大トルク110Nmを発生します。
インドネシアでの価格は1億6590万ルピア(約160万円)からで、2023年のホンダ車総販売台数12万8010台のうちブリオは5万6627台を記録。全体の44%を占めるほどの人気ぶりです。ワンメイクレースも開催されています。
今回IMXに出品されたブリオは、現地で著名なチューニング事業者によって改造されており、パワートレインはかつてシビック(9代目、FB型、2011〜2015年)などが搭載していた2.4リッター直列4気筒ガソリンエンジン(K24)と6速MT。最高出力300PSに高めているといいます。
パワーアップに伴い、フードには熱対策としてバルジが設けられたほか、サスペンションとブレーキを強化。またロールゲージ、レカロシート、4点式シートベルトなどが装備され、競技向けの仕上がりとなっています。
同社はブリオのほか、先代シビックタイプR(FK型、2017〜2021年)の改造車、5代目シビック(EG型、1991〜1995年)の改造車などを出品しました。