日本での発売も予定されているケータハム「プロジェクトV」がイタリアでデモ走行を実施しました。これについてSNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
■「ヤマハの技術」投入! イタリアでいち早く走行
ケータハム・ジャパンは2024年9月17日、イタリア・トリノで9月13日から3日間開催された「サロン オート トリノ 2024」で、新型2ドアスポーツカー「プロジェクトV」を展示し、デモ走行を実施したと発表しました。
日本での発売も予定されているこのモデルについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
新型プロジェクトVは、イギリス発のライトウェイトスポーツカーメーカー ケータハムによるEVスポーツカーで、2025年後半の市場投入が予定されています。
ケータハムが設立50周年を迎えた2023年、英国のモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で世界初公開されました。
当初からEVモデルとして設計されていますが、ボディサイズは全長4255mm×全幅1893mm×全高1226mm、ホイールベース2581mmとコンパクトサイズを維持。
シャシにはカーボンファイバーとアルミニウムのコンポジット素材を採用し、EVとしては極めて軽量な、車体重量1190kg(目標値・DIN)未満を実現。EVながらもケータハムらしい軽快なドライビングを可能としています。
製作は数多くの名車をもたらしたイタリアの老舗デザインスタジオ イタルデザインが担当し、ケータハム・セブンを所有するフランス人デザイナー、アンソニー・ジャナレリ氏がデザインを手掛けました。
エクステリアは、従来のケータハムモデル同様、軽量かつドライビングの楽しさを引き出すため、シンプルかつミニマムなデザインを採用。
ロアグリルや前後フェンダーなどは、「セブン」シリーズをほうふつとさせるデザインを取り入れ、ブラックの前後アンダースポイラーや楕円形のテールなど新しい要素も組み合わせるなど、新時代のケータハムを体現。
インテリアはドライバー中心に設計されたインパネが特徴的です。全体をシンプルにまとめながら、スエード調素材やダブルステッチを随所に施すなど、プレミアムな仕立てとしています。
メインメーターやインフォテインメントシステムなどには液晶パネルを採用しましたが、アナログ計器風表示とし、先進性と視認性、エモーショナルな雰囲気を両立。
シートレイアウトは独特で、前席2人+後席1人の3人乗りを基本形として、オプションで後席2人乗り仕様も設定されます。
パワートレインは、200kW(272馬力)を発生させるシングルモーターを後輪に搭載。ヤマハ発動機が10月に発表した情報によると、このモーターは後輪のアクスルと一体化されたeアクスルで、開発設計にはヤマハが関わっているといいます。
これにより、0-62mph(約100km/h)加速は4.5秒未満、最高速度(推定)は143mph(約230km/h)をマーク。
そのいっぽう、55kWhの大容量高性能リチウムイオン電池の採用により、一充電走行可能距離は249マイル(約400km・WLTPモード)を実現。長距離走行なども可能なように、十分な航続距離を確保しています。
このほか、サスペンションはハンドリングや路面追従性に優れるダブルウィッシュボーン式を前後に採用し、ブレーキも大型キャリパーを備えるなど、ケータハムらしい俊敏なスポーツ走行を可能としました。
価格は8万ポンド(発表当初レートで約1452万円)以下を目指すとしており、詳細は2025年に入り、明らかにされるとみられます。
なお、日本においては2024年1月開催の「東京オートサロン2024」で初披露されており、日本法人の広報担当者によれば、国内導入も予定されています。
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SNSなどでは、主にスポーツカーファンからの関心が寄せられ、「3人乗りスポーツカーって前席1+後席2かと思ったら、後ろが1席なのね」「ヤマハのパワートレインで『プロジェクトV』だからてっきりV型エンジン積んでるのかと思ったらEVなのね」「これは”買い”」などのコメントが寄せられています。
他にも「見た目がかわいらしくて好き」「フロントバンパーのデザインがもう少しシャープな感じになったら欲しい」など、新時代のケータハムらしい特徴的な見た目に対するコメントも多く見られました。