ホンダが欧州で初めてハイブリッド車を発売してから25年が経過したのを記念して、世界で最も銀色な「シビック」が公開されました。どのようなモデルなのでしょうか。
■“世界で最も銀色”な「シビック」とは?
ホンダの欧州法人は2024年10月29日、特別な「シビック e:HEV」を初公開しました。
世界で最も銀色(シルバリエスト・シルバー)の塗料で塗装したシビック e:HEVだといいますが、これは1999年9月に欧州初のハイブリッドモデル「インサイト」を発売してから25周年を記念して製作されたもの。
結婚25年を祝う「銀婚式」になぞらえて、著名なアーティストでありカラー・チャンピオンのスチュアート・センプル氏が特別に制作したシルバーペイントが施されています。
スチュアート氏は、本物の銀フレーク64%と顔料をアクリル懸濁液にブレンドして塗料を調合。英国・ボーンマスのシロップ・ルームのカスタムファブリケーションのスペシャリストに渡され、シビック e:HEVに塗られました。
熟練したスプレー工のチームが、空調管理された環境で車体の洗浄と下地処理を行った後、保護と除去が可能な専門塗料を何層にも塗り重ね、最後に高精度のスプレー装置を使用してシルヴァリエスト・シルバーを塗装し、記念のシビックを完成させています。
ホンダモーターヨーロッパのニック・ピアソン氏は、次のように述べました。
「ホンダのハイブリッドに関するノウハウは、業界で比類のないものです。
1999年、私たちは世界で最も燃費の良いクルマとして革新的なインサイトの開発に着手しました。
今日、私たちは完全な電動化モデルを提供しており、その大半に革新的なe:HEVパワートレインを搭載しています。
このような理由から、私たちはハイブリッド技術の25周年を記念して、究極の銀婚式ギフトである最も銀色に輝くシビックを用意しました」