ダイハツが発売したエントリー軽コンパクト「ミライース」改良モデルについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
■「国産乗用車の最安モデル」安全性能が強化
ダイハツは2024年10月1日、エントリー軽「ミライース」の改良モデルを発売しました。安全装備の向上やグレードの整理などが図られています。
これについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
ミライースは、ダイハツの主力モデルであるエントリー軽セダン「ミラ」から派生し、2011年9月に登場しました。
徹底した低燃費・低価格・省資源のクルマづくり「e:Sテクノロジー」コンセプトを採用し、ガソリン車トップ(当時)の低燃費と手軽な価格を実現しています。
2代目となる現行型は2017年5月に発売。新たなクルマづくり構造「DNGA」を採用し、さらなる燃費向上や低価格化を図ったほか、先進運転機能「スマートアシストIII」を設定するなど、安全性能も向上させています。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1500-1510mm、ホイールベース2455mm。
エクステリアはシンプルさを追求したものですが、安価なモデルでありながら、立体的なバンパー造形やキャラクターラインなどを配し、上質感が演出されています。インテリアも、水平・黒基調でスッキリとした空間とし、シンプルにまとめられています。
パワーユニットは49馬力・57Nmを発揮する660ccの3気筒DOHC自然吸気エンジンで、全車CVTを搭載。駆動方式はFFと4WDを用意しています。燃費性能は現在もクラストップの35.2km/L(JC08モード)をマークします。
今回の改良では、法改正に伴い、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、誤発進抑制機能などをパッケージ化した先進運転支援システム「スマートアシストIII」、前後コーナーセンサーが全車に標準装備化されました。
これにより、ベーシックグレード「B」に設定されていたスマートアシストIII非搭載車の設定がなくなり、Bおよび「L」、中級モデル「X」、アルミホイールやシートヒーター、メッキ加飾などを施した最上級グレード「G」の4タイプの設定となっています。
また、原材料価格、エネルギーや物流などの関連費用の高騰を踏まえたとした価格改定も実施されました。
ミライース 改良モデルの価格(消費税込)は99万2200円から144万6500円。スマートアシストIII非搭載のBが消滅したことで、80万円台のグレードは消滅しています。
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ミライース 改良モデルについて、SNSなどでは「ミライースかっこいい」「なかなかいいクルマだな」など、ベーシックモデルでありながら、十分なパッケージングを持つミライースを支持するコメントが投稿されていました。
また、「コミコミ100万円以下の新車はもうないのか…」と価格高騰を嘆くコメントもありましたが、「安いなぁ」「もっと国民車になれる要素あるのに見かけないよね」と、変わらず非常に手頃な価格であることを評価する人も少なくないようです。