日本で販売されるホンダのセダンは今では「アコード」しかありませんが、海外ではさまざまなモデルが展開されています。そのなかで、インドで人気を獲得した「アメイズ」とはどのようなモデルなのでしょうか。
■税制の関係で全長4m以下のクルマがインドで人気!
現在のホンダ車といえば、軽自動車やSUV、ミニバンがメインとなっていて、その一方でセダンは「アコード」を残すのみで、ほかのセダンは販売が終了しています。
しかし海外に目を移すと、魅力的なホンダのセダンが販売されています。
それが、コンパクトセダンの「アメイズ」です。
アメイズは、ホンダがインドで販売するセダンで、初代モデルは2013年に発売。2018年に2代目となる現行モデルが誕生しました。
そして導入から10年で530万人以上のユーザーに納車されたという人気車となっているのですが、一体どのようなモデルなのでしょうか。
アメイズのボディサイズは、全長3995mm×全幅1695mm×全高1495-1501mmと、全長4m以下の非常にコンパクトなセダンに仕上がっています。
インドの税制では、全長4m以上のクルマを購入する際に多くの税金がかかることから、全長4m以下という小さなサイズに抑えられているのです。
アメイズでは全長4m以下に収めるため、切り詰めたようなスタイリングを採用。車内空間を最大限に確保するためか、外観から見る限りはトランク部分がとても短くなっていることがわかります。
エクステリアは、細いラインが2本追加されたメッキ基調のグリルが特徴的で、ワンランク上の存在感を放ちます。
さらに、シャープなデザインのLEDプロジェクターヘッドライトとC字型に光るリアコンビネーションランプ、クロームパーツのドアハンドルなどを装備します。
ボディカラーは、「メテオロイドグレーメタリック」「ラディアントレッドメタリック」「プラチナホワイトパール」「ルナシルバーメタリック」「ゴールデンブラウンメタリック」の5色が用意されています。
内装は、シンプルながら豪華な印象のデザインで、コンパクトさを感じさせない開放的な印象の室内空間を実現しました。
荷室容量は420リットルを確保するなど、高い実用性も備えています。
パワートレインは、最高出力90馬力・最大トルク110Nmを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジンを搭載。トランスミッションは、5速MTもしくはCVTが選択可能です。
インドでのアメイズの価格は、762万800ルピー(約138万円)からです。
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直近では、2023年10月にアメイズの特別仕様車「エリートエディション」が登場しました。
エリートエディションは、最上級グレードの「VX」をベースに、LED付トランクスポイラー、タイヤ空気圧モニタリングシステム、フロントフェンダーガーニッシュを装着。
内装は、専用のシートカバーやステップイルミネーション、バッジなどを標準装備するなど、内外装の華やかさと利便性を高めたモデルとして販売されました。