マツダは、同社が取り扱う唯一の軽SUVとして「フレアクロスオーバー」展開しています。これは一体どのようなクルマなのでしょうか。
■マツダのタフな新型「軽SUV」とは!
マツダといえば、オープンスポーツカーの「ロードスター」や、「CX-5」「CX-30」といったSUVを中心にラインアップする、アクティブな印象のメーカーです。
そのため、マツダにあまり「軽自動車」のイメージを持たないという人も多いでしょうが、実は軽自動車も販売しています。
なかでも個性的な軽自動車が、現在のマツダが取り扱う唯一の軽SUV「フレアクロスオーバー」です。
マツダでは軽自動車を「フレア」というシリーズ名で取り扱っており、フレアクロスオーバーもこのフレアシリーズに属する1台。
同車の初代モデルは2014年に登場し、2020年まで約6年にわたって販売。
現在販売されている現行フレアクロスオーバーは、2020年に発売された2代目にあたり、2024年7月には一部改良とともに、新グレードの追加などが行われました。
パワーユニットは、いずれも660ccのエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド式。
グレードによりターボチャージャーを装備し、最高出力64馬力と最大トルク5.1kgf・mを発揮して、力強い加速を披露します。
安全装備の充実を魅力としており、初期ラインアップでは全車速追従機能付のACCと車線逸脱抑制機能は特定グレードにのみ装備されていましたが、マイナーチェンジを受けて、現在は全グレードに標準装備化されています。
また、デュアルカメラブレーキサポートや誤発進抑制機能などは全てのグレードで標準装備。
全方位モニター用カメラも装備されているので、狭い駐車場での取り回しも難しくありません。
そしてSUVらしく大径タイヤを履いており、最低地上高も高めに設定されているので、日常生活やレジャーで遭遇する程度の悪路なら問題なく走り抜けられる悪路走破性も魅力です。
このフレアクロスオーバーの車両価格(消費税込)は153万円からと、購入しやすい設定になっているので、使い勝手の高さと維持費の安さを兼ね備えた万能モデルとして、これから車の購入を考えている人にオススメできるモデルの1台です。
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ちなみに、フレアシリーズをはじめ、現在ラインナップされているマツダの軽自動車は、全てスズキのOEM車でとなっており、フレアは「ワゴンR」、フレアワゴンは「スペーシア」、そしてフレアクロスオーバーは「ハスラー」のOEM車です。
しかしスズキとマツダでは、内外装や装備、車両価格などに若干の違いがありますので、購入を希望する際は両車を比較してみても良いでしょう。