トヨタの米国法人は2024年11月4日、3列シートSUV「グランドハイランダー」の新たな2025年モデルを公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■黒感強調のナイトシェード誕生
2024年11月4日、トヨタの北米法人は、3列シートSUV「グランドハイランダー」のの新たな2025年モデルを公開しました。
グランドハイランダーは、すでに北米などで販売されているトヨタ「ハイランダー」の派生車種として2023年に誕生したモデル。このクルマについて、トヨタは“究極のロードトリップSUV”としています。
ボディサイズは、全長約5116mm×全幅約1989mm×全高約1781mmで、ホイールベース約2949mmとかなり大柄。
エクステリアは、日本でも販売されているトヨタ「RAV4」のようなタフで機能的なデザインとなっています。
インテリアは、モダンで洗練された広々としたデザイン。3列目シートまでしっかりUSBポートやカップホルダーが配備され乗員全員が快適に過ごせるようになっています。
パワートレインは、2.4リッターターボガソリン仕様(FF/AWD)と、2.5リッターハイブリッド仕様(FF/AWD)、システム最高出力362馬力・最大トルク400 lb・ftを発揮する2.4リッターターボ「ハイブリッドマックス」仕様の3つを用意。
ハイブリッドマックス仕様車は、0-60マイル(約0-96km/h)加速が6.3秒と、スポーツカー並のパフォーマンスを発揮しますが、トヨタはこれについて発売当時「トヨタ史上最もパワフルなミドルサイズSUVとなる」と表現していました。
今回、そんなグランドハイランダーの新たな2025年モデルが発表されました。
2025年モデルでは、ボディカラーに新色ヘビーメタル(一部グレードのみ)を追加したほか、2列目をキャプテンシートとするグレードに、取り外し可能なセンターコンソールを追加しました。
また、 ハイブリッドナイトシェードとLEという新たなグレードも追加しています。
ハイブリッドナイトシェードは、外装に、ブラックの20インチ アロイホイール、ドアハンドル、バッジ、ミラー キャップ、リアスポイラーなど、ブラックのアクセントを装備することで印象を引き締めています。
ボディカラーは、ミッドナイトブラックメタリック、ウィンドチルパール、セメントが選択可能です。
インテリアでは、レザーシート、ヒーター&ベンチレーション付きシートなどを標準装備。また、トヨタの最新のマルチメディアステムを搭載した 12.3インチのタッチスクリーンと、11個のスピーカーを備えたプレミアムJBL サウンドシステムが搭載されています。
一方LE は、60:40の分割式の2 列目と 3 列目のシートを備えた8人乗り仕様で、 13 個のカップホルダーとボトルホルダー、12.3インチタッチスクリーンなど、標準装備としています。
また、パワーリフトゲート、ブラインドスポット警告インジケーター付きの加熱式電動ドアミラー、トヨタセーフティセンス3.0 (TSS 3.0)も標準装備されています。
価格は、ガソリンエンジンモデルが4万860ドル(約622万円)から、ハイブリッドモデルが4万4210ドル(約673万円)、ハイブリッド MAX仕様が5万4,690ドル(約832万円)です。
ハイブリッドナイトシェードは、2024年12月下旬に、LE モデルは2025年上半期に発売される予定です。