ホンダは、2023年に開催された「ジャパンモビリティショー2023」にて、「プレリュードコンセプト」を世界初公開しました。このクルマについて、現在でもさまざまな反響が出ています。
■ホンダ新型「プレリュード」に「名前だけでも欲しくなる」の声
ホンダは、2023年に開催された「ジャパンモビリティショー2023」にて、新型「プレリュードコンセプト」を世界初公開しました。
国外ではテスト車両も目撃されるなど、まもなくの登場が予想される同車について、現在でもさまざまな反響が出ています。
プレリュードは、ホンダが製造、販売していた2ドアクーペ。初代モデルが登場したのは1978年で、その後登場した2代目モデルと3代目モデルは「デートカー」として若者に人気でした。
しかし、バブル崩壊によるデートカー人気の低下や、それに代わるミニバンおよびRVブームの到来により、2001年の5代目モデルの販売終了とともに、モデル廃止となりました。
そのような経緯を持つプレリュードを、約22年ぶりに復活させたのがプレリュードコンセプトです。
エクステリアは、フロント部分の下部に大きく開いたロアグリルと、精悍なフロントフェイスが特徴的。
リア部分には、歴代のプレリュードをモチーフにしたテールランプやリアエンブレムのフォントを採用しているのが特徴です。
展示されたボディカラーはホワイトでしたが、後にアメリカで公開された際には赤に変わっていました。
理由は、デートカーとしてもっとも販売台数が好調だった、3代目モデルの人気カラーが赤だったからとのこと。
ちなみに3代目モデルは1987年から1991年まで販売され、17万台以上を売り上げた人気車でした。
このような特徴を持つプレリュードコンセプトに、現在さまざまな反響が出ています。
まず多く見られるのが、「デザインがドンピシャで好き。プレリュード復活が嬉しい」「ホンダの現行車種に使われているフォントじゃなくて、4代目で使われていた筆記体フォントを使っているのがグッときた」「めちゃんこかっこいい」「コンセプトモデルでもホンダが出してくれたことが純粋に嬉しすぎる」「かっけーな」「めっちゃいいな」「次の新車決まったわ」という、見た目を称賛する声。
販売終了から約22年のブランクを空けて登場したコンセプトモデルのデザインも、多くのユーザーから受け入れられているようです。
次に見られるのが、「もうこのまま生産できそうな完成度の高さを感じますね」「明日にでも街で走っていそうな感じ。デザイン悪くないなぁ」という声。
エクステリアデザインのみが公開されたコンセプトカーでありながら、すでにそのまま市販化してもおかしくないほどできあがっているという意見でした。
つづいて見られるのが、「大学生のころプレリュードが好きで背伸びして買ったけど、やっぱり今もこういうの欲しいです!」「プレリュードって名前だけでも欲しくなるな」という、昔を懐かしむユーザーの声。
仮に2代目が販売されていた1982年から1987年当時に大学生だったとすれば、現在50代か60代という計算になり、若いころを思い出せるクルマを見ると嬉しい気持ちになるようです。
さらに見られるのが、「これは、ちょっと良いかも。まあ、高いんだろうけど…」「今のホンダとはデザインの方向性が違う感じでいいな。これは売れそう、あとは価格設定かな…600万とか言いそう」「20代のころに憧れたものの燃費の悪さで見送ったプレリュードが、20年を経てEVになるとはなぁ。ただ近年のホンダを見ると第一声は『でもお高いんでしょう?』だな」「いいなあこれ。若いころ3代目モデルに乗ってた身としては、手が届く値段なら乗りたいよなぁ」「400万程度までならぜひとも欲しいですね」という声。
上述したユーザーと同じ世代で当時を懐かしみつつ、現実的に手が出せる金額かどうかを気にしている様子でした。
そして見られるのが、「なんというか…ホンダ・プリウス…?」「プレリュードが復活するのは嬉しい! しかし見た目はプリウスクーペだなぁ…」「個人的にデザインは良いなぁと思いつつ、クラウンやプリウスに似てると言われそう…」という声。
デザインが最近のトヨタの新型車に採用されているハンマーヘッドデザインに似ている、という意見が多く、魅力的に感じながらも、周りからプレリュードと認識されないのでは、と懸念しているユーザーは多くいます。
類似する意見として、「プリウスクーペとか呼ばれてるけど悪くないのでは」「かっこいいじゃない。なんか現行プリウスのクーペって感じもあるけど。かっこいい電気自動車って感じのが出てきていいな」「プリウスクーペだとか何とかいろいろ言われちゃってるけど、かつて自社が生産していたシリーズを続々と復活させようとしている今のホンダの姿勢は素直に素敵だと思う」という声も。
プリウスに似ているといわれていることは別に悪いことではなく、素直にかっこいい、良いクルマなんだからそれでいいではないか、という意見でした。
また、「プリウスプリウス言われてたけどそこまでプリウスには似てなかった」「写真とかで見るよりも実車のほうが何倍も魅力的だった」「実物のプリウスっぽさは写真よりは無い」といったように、実車を見ればそこまでプリウスに似ていないという意見もあります。
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80年代の若者世代からとくに支持されていた、プレリュード。
20年以上の時が経ち、大きく時代が変わっても、これだけ話題がつきないということはそれだけ当時のユーザーたちの心にさまざまな思い出が残っているということでしょう。
ただの移動手段ではなく、ともに生きるパートナーとしての魅力がたっぷり詰まったクルマであったことがよく伝わってきます