BMW日本法人は、首都高速のパトロールバイクに大型オートバイ「F 900 XR」を納入したと発表しました。
■新型「BMWの黄バイ」登場! 順次置き換えへ
BMW日本法人は2024年11月5日、首都高速のパトロールバイク(通称:黄バイ)に大型オートバイ「F900 XR」を納入したと発表しました。
F900 XRは2020年2月に発売された大型オートバイです。アクティブな走行からツーリングまで楽しめるミドルモデルとして展開されています。
パワーユニットは895ccの並列2気筒エンジンを採用。最高出力105馬力・最大トルク92Nmを発揮。またアンダーフロアサイレンサーシステムにより、官能的なエンジンサウンドも特徴となっています。
さらに、車両の安定性を高めるアンチホッピングクラッチ、急激なスロットル操作やシフトダウンの際に発生しやすい後輪のスリップを軽減するエンジンドラッグトルクコントロール(MSR)など、高い安全性を実現しています。
今回、首都高速パトロールに導入されたのは計3台で、いずれも大橋基地所属。首都高速パトロール車両への輸入二輪車の導入は初めてとのことです。
同社によると「従来のCB400SBと比べて、耐久性・操安性(操縦安定性)・冷却性能が向上し、ヨーロッパをはじめ世界中の警察機関が採用している信頼性の高いバイクです」といいます。
また、「安全性・迅速性・耐久性等を考慮し、様々な状況の中でも安定した冷却性能と電力供給機能を発揮することが期待できる」ということで、今後車両の更新時期に合わせ順次このF900 XRを導入するとしています。
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黄バイは、道路トンネルとして日本最長となっている中央環状線 山手トンネルの整備とともに「バイク隊」として配置されました。
クルマよりも機動性が高いことから、交通整理を行うとともにトンネル入り口の閉鎖、避難誘導、初期消火を行うことが役目だといいます。
警察と消防以外で緊急車両としての指定を受けたバイクはこの黄バイのみで、非常に珍しい存在です。