1980年代に一世を風靡したスポーツモデル、ホンダ「CR-X」。そのCR-Xを現代版へリメイクしたイメージCGを、エストニアのデザイナーであるRain Prisk氏が公開し、SNSで話題となっています。
■初代や2代目「CR-X」をオマージュしたスタイリングがカッコいい!
1980年代に一世を風靡したコンパクトスポーツ、ホンダ「CR-X」。FFライトウェイトスポーツの先駆けとして、当時若者から絶大な支持を得た3ドアハッチバックのスポーツモデルです。
このCR-Xを現代版へリメイクしたイメージCGが、エストニアのデザイナーであるRain Prisk氏によって公開され、SNSで話題となっています。どんなスタイリングに仕上がっているのでしょうか。
最終モデルとなった3代目CR-X(「CR-X デルソル」)が終売した1999年から25年が経過した2024年、Rain Prisk氏が公開したCGは、初代CR-Xと2代目CR-Xのデザインをオマージュしたものでした。
エクステリアデザインは、ホワイトのボディとブラックルーフのクーペフォルムを持つ3ドアハッチバックボディを踏襲し、前後バンパー下部へスポイラーを追加。ボディサイドにもエアロパーツを装着しています。
サイドウインドウの形状やリアオーバーハングをスパっと切り落としたようなデザインは、初代と2代目CR-Xにそっくり。
また大径ブラックホイールやリアトランクエンドには跳ね上げたようなデザインのディフューザーを装着し、誰が見ても「現代版のCR-X」といえるデザインに仕上がっています。
さらに細部をみると、細目のヘッドライトは1990年代の5代目“EG”「シビック」のようでもあり、一方で一文字タイプのテールライトは新型プレリュードの様にも似ていることから、新旧の良い所を積極的に取り込んでいる様子が分かります。
またレッドのブレーキキャリパーを装着していたり、2本出しのテールマフラーエンドとしていたり、ボディ前後にはホンダレーシングの象徴でもあるレッドバッジを付けているなど、細部までスポーティさが表現されています。
インテリアについては公開されていませんが、シビック タイプRのようなホンダの最新スポーツモデルの要素を取り込んだスタイリッシュなデザインが取り込まれているのかもしれません。
パワートレインについても言及はされていませんが、筆者(くるまのニュースライター 河馬 兎)は1.6リッタークラスのVTECエンジンに6速マニュアルトランスミッションが搭載されていると妄想しています。
そして、トヨタ「GR86」やスバル「BRZ」といった格上のスポーツカーとガチンコで戦う姿が想像できます。
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2023年秋に開催された「ジャパンモビリティショー2023」でホンダがワールドプレミアし、大いに話題となった「プレリュード」(プレリュード コンセプト))も、1980年代から1990年代に大流行したホンダのスポーティモデルです。
新型プレリュードは早ければ2025年にも市販版の登場が噂されていますので、CR-Xも復活する可能性はゼロではないはず。
今回紹介したイメージCGは、あくまでもデザイナー氏による想像の産物です。
しかしCR-Xの後継車として2010年に登場したハイブリッドカーの「CR-Z」よりも、さらにスポーツネスに走った新型CR-Zの登場には大いに期待したいですね。