トヨタの北米法人は2024年11月5日、ラスベガスで開催中の国際カスタムカーショー「SEMA 2024」にて、「アルティメット テールゲート タンドラ」を発表しました。
■「タンドラ」のコンセプトモデルが登場
トヨタの北米法人は2024年11月5日、ラスベガスで開催中の国際カスタムカーショー「SEMA 2024」にて、「アルティメット テールゲート タンドラ」を発表しました。
トヨタのピックアップトラック「タンドラ」は、初代モデルが1999年に登場。主に北米や豪州など、海外市場で展開されています。
フルサイズSUV「セコイア」とはプラットフォームを共有しており、トヨタ車のなかでも大型サイズのモデルとなっています。
現行型は、2021年に登場した3代目。トヨタが導入推進する共通設計プラットフォーム「TNGA GA-F」を採用したほか、リアサスペンションをマルチリンク式とし、けん引性能とハンドリング性能、乗り心地を向上させています。
ボディサイズは全長5933-6414mm×全幅2037-2073mm×全高1969-1981mm、ホイールベースは3700-4180mmです。
パワートレインは、3.5リッターV型6気筒ツインターボ「i-FORCE」エンジンもしくはモーターを組み合わせたハイブリッド「i-FORCE MAX」を設定。
トランスミッションは10速ATで、駆動方式はFR(後輪駆動)と「マルチテレインセレクト」搭載の4WDモデルがあります。
さて、今回発表されたコンセプトモデル「アルティメット テールゲート タンドラ」は、全米アメフトリーグ「NFL」とのスポンサー提携から生まれたものです。
タンドラで外へ出た時でも仲間で試合観戦できるよう、5枚の55インチ大画面テレビと4本のタワースピーカー、サブウーファー、衛星Wi-Fiシステムが搭載され、迫力ある視聴環境が整っています。
ふだんは荷台部分に収まっていますが、ボタンを押すと上部や左右へ機器が広がる仕組みです。後ろ向きに3画面、左右側面に2画面が展開され、タンドラで突き進んだレジャー先が、即席のシアタースペースに早変わりします。
トヨタの担当者は「アルティメット テールゲート タンドラは、NFLとのパートナーシップを喜ばしく思うとともに、タンドラによるライフスタイルの新たな可能性を提示します」と話しています。