2024年10月19日、スバルの北米法人は「BRZ」の特別仕様車「パープルスペシャルエディション」を初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■パープルがよく似合う2ドアスポーツ!
トヨタとの共同開発で誕生したスバルのFRスポーツモデルである「BRZ」。日本では今年7月に改良モデルが発表となりましたが、北米市場でも9月に2025年モデルが発表されています。
そんなBRZに新たに追加されると発表されたのが、「パープルスペシャルエディション」と名付けられた特別仕様車。500台の台数限定で3万5445ドル(約543万円)というプライスタグが付けられています。
この特別仕様車はその名前からも分かるように、パープル(紫)のボディカラーをまとうスペシャルなモデル。
ギャラクシーパープルパールと名付けられたこのカラーは、ド派手なパープルというよりは過去に3代目インプレッサSTIなどに設定されていたミッドナイトブルー・パールのようなシックな色味となっており、年齢性別を問わず乗れるカラーとなっている印象で、サテンシルバー仕上げの18インチアルミホイールとのマッチングも良好です。
そしてインテリアはスポーツモデルらしくブラックを基調とした精悍なものとなっており、本革巻ステアリング、ドアパネル、シフトブーツ、パーキングブレーキブーツには専用のグレーのステッチが施されています。
さらにSTIのロゴが刻まれたレッドのスターターボタンとアルミ製シフトノブも特別装備としておごられているのも特徴です。
このパープルスペシャルエディションの特別装備は内外装に留まらず、STIのショートスローシフター(クイックシフト)とフレキシブルVバーも標準装備となり、より操る楽しみがプラスされている点も見逃せません。
パワートレインは標準モデルと同様の最高出力228馬力を発揮する2.4リッター水平対向4気筒エンジンと6速クロスレシオマニュアルトランスミッションを搭載し、アイサイト、トルセンLSD、トラックモードとスポーツモードを備えた車両安定性制御など、2025年モデルに搭載されたものを標準装備。
このパープルスペシャルエディションを含む2025年モデルのBRZは2025年初頭に販売が開始されるとアナウンスされており、コレクターズアイテムとなることは必至と言えそうです。
そこで気になるのが日本での登場です。2021年に2代目へとフルモデルチェンジを果たしてからは、2022年7月に初代モデル発表から10周年を記念した「S”10th Anniversary Limited”」が登場して以降、特別仕様車はリリースされていません。
もし何かしらのスペシャルモデルが登場するのであれば、年明けのカスタムカーイベント「東京オートサロン2025」で発表される可能性が高そうですが、果たしてどうなるでしょうか。