日産のオーストラリア法人は、2024年10月27日、「ジューク」の新たな一部改良モデル導入を発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。
■新型「ジューク」ってどんなクルマ?
日産のオーストラリア法人は、2024年10月27日、新型「ジューク」の導入を発表しました。
ジュークは、日産が製造、販売しているクロスオーバーSUV。初代モデルが登場したのは2010年で、日本国内でも販売されていましたが、2019年に初代モデルの販売終了とともに、日本国内での販売は終了しました。
オーストラリアでは2020年に2代目モデルが発売され、今回導入が発表されたのは2代目モデルの一部改良版です。
ボディサイズは、全長4210mm×全幅1800mm×全高1593mm、ホイールベースは2636mm。
今回の一部改良で、12.3インチタッチスクリーンディスプレイオーディオ、7インチまたは12.3インチのTFTメーター、自動ホールド機能つき電動パーキングブレーキなどを装備し、快適性、実用性を高めています。
また、あえて左右非対称にしたアームレストも採用、カップホルダーを犠牲にすることなく従来モデルよりも25mm長くなっているほか、フタを開けるとクレジットカードを3枚留めておけるクリップがついており、使い勝手を高めています。
リアビューカメラの解像度も、従来の0.3メガピクセルから1.3メガピクセルに向上し、暗い場所での後ろ向き駐車がしやすくなっているのもポイントです。
さらに、「ST」、「ST+」、「ST-L」、「TI」といったもともと展開していたグレードに、内外装に専用装備を施した「Nスポーツ」という新たなグレードが加わっています。
新たに追加されたNスポーツグレードのエクステリアは、黒と黄色のツートンカラーのボディ、Yビームヘッドライト、日産車の象徴であるVモーショングリル、19インチのブラックアカリアロイホイールが特徴的です。
インテリアでは黒と黄色を取り入れ、従来モデルとは違った個性を演出しています。
パワートレインは、1.0リッターターボエンジンを搭載。7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)と組み合わせ、最高出力114馬力・最大トルク180Nmを発生します。
安全装備として、インテリジェントクルーズコントロールや、ブラインドスポットインターベンション(後側方衝突防止支援システム)などの機能を新たに装備。
ST-L、Ti、Nスポーツグレードには運転支援機能であるプロパイロットも搭載されています。
ボディカラーはツートンカラーも含めて全12色から選択可能で、価格は2万8890オーストラリアドル(約290万7070円)から3万8390オーストラリアドル(約386万3012円)での販売です。