2024年11月5日(現地時間)に、日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」はSEMA Show 2024にて「QX80 AUTOGRAPH Lounge(オートグラフラウンジ)」の実車を世界初公開しました。
■最上級SUVをより豪華に! オートグラフラウンジ世界初公開!
2024年11月5日(現地時間)に、日産が海外で展開するプレミアムブランド「インフィニティ」は、同年5日から8日までアメリカ・ラスベガスで開催されていたモーターショー「SEMA Show 2024」にて、「QX80 AUTOGRAPH Lounge(オートグラフラウンジ)」の実車を世界初公開しました。
同車は、インフィニティが誇るフラッグシップSUV「QX80」をさらに豪華でエレガントな仕様に仕上げた特別仕様のコンセプトモデルです。
ベースとなっているQX80は、最大7人または8人乗りが可能な大型SUVで、特に豪華な装備とゆとりある室内空間が魅力です。
現行モデルは2024年3月に14年ぶりのフルモデルチェンジが行われた4代目で、インフィニティの高級車としての地位をさらに確固たるものとしています。
そのボディサイズも堂々たるもので、全長5364mm×全幅2115mm×全高1978mmという大きさを誇り、ホイールベースは3073mmに達します。
このサイズ感とクルマ全体から醸し出る高級感が、乗員に優雅な体験を提供しています。
エクステリアは、力強いボディラインが特徴的で、独自の存在感を放つ大胆なプロポーション。
インテリアは、日本の「雅」や「和」の美意識からインスパイアされており、細部まで洗練されたデザインが随所に見られます。
これにより、ラグジュアリーさと落ち着きのある雰囲気が見事に調和しています。
パワートレインは、最高出力450馬力・最大トルク516lb-ftの3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジン(VR35DDTT)を搭載。
トランスミッションには9速ATが組み合わされ、力強い加速と滑らかな走行性能を実現しています。
また、駆動方式はFRと4WDのいずれかを選ぶことが可能です。
価格帯は、ベースグレードである「PURE RWD」が8万2450ドル(約1240万円)から、最上級グレード「AUTOGRAPH」は11万595ドル(約1663万円)と設定され、インフィニティならではの高級感を求める層に向けた選択肢となっています。
そして今回披露されたオートグラフラウンジは、QX80の豪華さをさらに追求し、特別な内外装を施したモデルです。
エクステリアにはマットブラックの塗装が施され、精悍で威圧感のあるスタイリングに仕上げられています。
くわえて、QX80のコンセプトモデル「QX Monograph(モノグラフ)」からインスパイアされた赤いアクセントの入ったホイールが装備され、個性的な足元を演出。
また、ローダウンキットの装着により、SUVでありながらスポーティな雰囲気を強調しており、見る者に強い印象を残します。
さらにインテリアにも特別な工夫が施されています。
テールゲートを開くと、大型モニターと高品質なKlipsch製スピーカーが搭載されており、リラックスできるエンターテインメント環境が提供されています。
また、引き出し式の収納にはワインやワイングラス、ナイフ、皿などが収められており、アウトドアでも優雅なピクニックが楽しめる仕様になっています。
なお、オートグラフラウンジはあくまでコンセプトモデルですが、もし市販化された暁には、このようなラグジュアリーな装備が備わることで、ただの移動手段にとどまらず、所有者に特別な時間を提供する「移動するラウンジ」としての役割も果たすことでしょう。