米国ラスベガスで開催の「SEMAショー2024」にて、キアは新型SUVミニバンのコンセプトカーを初公開しました。
■新型「オフロード・ミニバン」初公開!
米国ラスベガスで2024年11月5日から8日まで開催された「SEMAショー2024」にて、韓国の自動車メーカーであるKIA(キア)は、新型SUVミニバンのコンセプトカーを初公開しました。
このモデルは、2026年の日本導入を発表しているモデルとも繋がりがあるため、注目です。
今回KIAが公開したモデルは、オフロード仕様のミニバン 新型「PV5 WKNDR」と、SUVの新型「EV9 ADVNTR」の2台。
なかでもKIAが、「人生の大胆な側面を補完するために設計された最もクールで最も高性能なEV」と説明する新型PV5 WKNDRは、2026年に日本へ導入予定の新型「PV5」をベースとしており、コンセプトカーでありながら現実味の強いモデルに仕上がっています。
新型PV5は、KIAが新開発したEV専用プラットフォームを用いて設計された電動バンのシリーズ「PBV(Purpose Beyond Vehicles)」の1台で、持続可能性を追求しながら機能性、適応性、実用性なども両立する中核モデル。
主に都市部におけるビジネスユースを想定して開発され、ニーズによって自由にカスタマイズできる拡張性の高さを強みとしています。
KIAは、今後日本市場におけるEVバンの需要が高まると予想しており、この新型PV5を皮切りに日本市場への参入を決断。
続いて新型「PV7」などの様々なモデルを展開することも計画されているといいます。
そんな新型PV5を、タフ感あふれるオフロード仕様へと仕上げたコンセプトモデルが、新型PV5 WKNDR。
オフロードタイヤの装着とリフトアップによって、どこでも走行でき、自然の中で週末を過ごすのに理想的なミニバンを完成させました。
同車の根幹となる、拡張性の高いEV専用プラットフォームを最大限に活かすことで、スペースと機能を効率的にカスタマイズできる、柔軟で適応性の高いインテリアを実現しています。
特徴となる「ギアヘッド」機能は、車両が静止しているときにギア用の収納スペースを活用できるという、斬新なアイデアから誕生したもの。
これにより車内スペースを最大限に活用しながら、屋外に取り付けたギアへと簡単にアクセスが可能になります。
またこの機能は、自然の中で景色を見ながら料理をしたいアウトドア好きのための、実用的なキッチンスペースにも変身します。
さらにソーラーパネルと独自の水力タービンホイールを備えており、様々な方法でバッテリーを充電して、電力を蓄えることができるとのこと。
この電力の活用方法の一例としてKIAは、トレイル時のタイヤ空気圧の調整や、夜間のキャンプ設営時のエアマットレスの膨張用など、空気を入れるためのオンボードコンプレッサーを提案しています。
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今回公開された新型PV5 WKNDRは、あくまでもコンセプトモデルのため、そのままの姿で日本市場に導入されることは考えにくいでしょう。
しかし、ベースとなる新型PV5の発売が間近であることから、今回のSEMAショー2024での反響次第では近しい仕様のモデルが実現する可能性もゼロではなく、ますます今後の展開に期待が高まります。