ダイハツの小型商用バン「グランマックス ミニバス」の売れ筋が好調のようで、ネット上でも反響が集まっています。いったいどのようなクルマで、どのような声が上がっているのでしょうか。
■現地で大人気の「グランマックス」のスゴさとは
ダイハツの小型商用バン「グランマックス ミニバス」の売れ筋が好調のようで、ネット上でも反響が集まっています。
いったいどのようなクルマで、どのような声が上がっているのでしょうか。
グランマックスは2007年にインドネシアで生産開始。バン仕様とピックアップ仕様の2タイプがあり、グランマックス ミニバスはそのなかの「バン仕様」にあたります。
日本への輸出は2008年に始まり、ダイハツからトヨタへOEM供給する形で「ライトエース」および「タウンエース」が展開(前者は2020年まで)。ダイハツでも、2020年からグランマックス(グランマックス カーゴ/グランマックス トラック)として直接販売を開始し、さらにマツダでも「ボンゴ」として展開されています。
ボディサイズは全長4045mm×全幅1655mm×全高1930mm、ホイールベース2650mm。
エンジンはフロントミッドシップレイアウトで、最高出力88ps・最大トルク115Nmを発揮する1.3リッター直列4気筒ガソリン、最高出力97ps・最大トルク134Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒ガソリンの2タイプが展開。ギアボックスは5速MTです。
コンパクトなサイズながらスクエアな空間で積載力を発揮。これにより「2-3-3」の8人乗りが実現し、さらに3列目以降をより後ろを対面4名掛けとした最大9名乗りを設定しているのも特徴です。
2列目以降のベンチシートは格納しやすく、乗員数や荷物の量、使用シーンに応じてフラット化など多彩なアレンジが可能です。
フロントマスクは日本仕様と若干異なり、バンパー+プロテクターのようなデザイン。
ボディカラーはホワイト、シルバー、グレー、ブラックの4色が設定されています。
積載力や3列シートによりファミリーミニバンとしても活躍できそうですが、装備は質素で、安全面でもエアバッグは前席のみとなるほか、衝突回避支援ブレーキ機能や車線逸脱警報機能といった予防安全システムは搭載されていません。
販売価格は1億7490万ルピア(約170万円)から。
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そんな「グランマックス ミニバス」は、2024年1~8月までの累計販売台数が9488台に達し、同セグメントの「92%」を占めると発表されました。インドネシア国内では圧倒的な人気を誇っているようです。
ネット上では「1Lターボ積んで7人乗れたらすげー助かるのに」という声に「グランマックス ミニバスを輸入すれば解決ですよ」と答える人がいるなど、日本でも一定の需要が伺えます。
また「現地で見たけど、シンプルだけどいい感じだった」「おもろすぎやろ」「日本での販売は難しそうだね」「一番後ろ4人ぎゅうぎゅうで狭そう!」「絵面がすごい」などの声もありました。