トヨタ「アイゴX」の特別仕様車がイタリアで受注開始されました。どのようなモデルなのでしょうか。
■高性能オーディオ搭載で音がめっちゃイイ!
トヨタのイタリア法人は2024年11月1日、「アイゴX(クロス)」の特別仕様車「アイゴX JBL」の受注を開始しました。
アイゴXは、欧州市場におけるトヨタのエントリーモデルのクロスオーバーSUVです。
コンパクトカーの「アイゴ」(初代)が2015年にデビューし、2021年に2度目のフルモデルチェンジが行われた際、大径タイヤと最低地上高が高めに設定されたクロスオーバーSUVとなり、同時に車名がアイゴXへと変更されました。
アイゴXのボディサイズは全長3700mm×全幅1740mm×全高1510mm、ホイールベースは2430mm。トヨタのSUVのなかで最小のサイズを誇ります。
パワートレーンは最大出力72PS・最大トルク93Nmを発生する1リッター直列3気筒エンジンに5速MTまたはCVTを組み合わせています。
そんなアイゴXに、音響機器ブランド「JBL」のプレミアムサラウンドシステムを搭載した特別仕様車が設定されました。
プレミアムサラウンドシステムはJBLがアイゴXのために特別に製作したもので、パワフルでクリアかつダイナミックなサウンドを実現しています。
このオーディオシステムでは、アイゴXの開発段階からバーチャルモデルを使って最適なコンポーネントを決定。JBLのエンジニアは、音質だけでなく、車両の軽量化、燃費・CO2排出量の改善に貢献する軽量なシステムを作り上げました。
リアには、コンパクトカーとしては大型の200mmサブウーファーが、パワフルな低音とダイナミックなスピーカーレスポンスを生み出し、クリアで臨場感あふれるサウンドを提供。
助手席の下に設置された300Wのアンプは6チャンネルを持ち、JBLのエンジニアが周波数の微調整を行うことで、ロックやポップスに最適なコンサートスタイルのサウンドを作り出しています。
外観も特別感のあるものに仕上がっており、ボディカラーは新色「ジャスミンシルバー」の2トーンカラーを採用。この2トーンカラーはリアまで広がり、サイドスカートやフロントホイールアーチと融合することで、ユニークな存在感を放ちます。
加えて、グロスブラックの18インチアルミホイールやダークジャスミンのディテールも配されました。
また、JBLプレミアムオーディオシステムを強調するため、内外装に専用ディテールを採用。
車体後部やリアウインドーにJBLロゴをあしらったほか、コンパクトながら広々とした室内空間には、エクステリアカラーとコーディネートしたJBLロゴ入りのプレミアムシートカバーを装着し、スタイリッシュで快適な空間を演出します。
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イタリアでのアイゴX JBLの価格は、MT仕様が2万2900ユーロ(約376万円)、CVT仕様が2万4100ユーロ(約396万円)です。