2024年11月5日から8日まで開催されたカスタムカーの祭典「SEMA SHOW 2024」でエネオスは、「ダットサン 240Z(日本名:フェアレディZ)」をベースとしたカスタムカー「デビルZ」を展示。また、現地の様子を同年11月7日に公式SNSを通じて明らかにしています。どのようなモデルなのでしょうか。
■まさに悪魔のZな「デビルZ」登場
2024年11月5日から8日までアメリカ・ラスベガスで開催されたカスタムカーの祭典「SEMA SHOW 2024」でエネオスは、「ダットサン 240Z(日本名:日産「フェアレディZ」)」をベースとしたカスタムカー「デビルZ」を展示。また、現地の様子を同年11月7日に公式SNSを通じて明らかにしています。
フェアレディZは、日産を代表するスポーツクーペ。「ダットサン フェアレディ」の後継車として1969年に登場しています。
初代(S30型)のフェアレディZは、市販7代目となる現行モデルにもそのデザインが採用された美しいスタイリングや、直列6気筒エンジン、優れたハンドリング性能などで世界的な支持を集めました。現在でもその人気は衰えず、綺麗な状態の個体は国内外で高値で取引されています。
北米での展開も行われており、日本仕様の2リッターエンジンの排気量を2.4リッターにアップさせた“ダットサン 240Z”として販売されました。
今回ENEOSが披露したデビルZはそんなダットサン 240Zの1971年式をベースとしたモデル。人気漫画「湾岸ミッドナイト」の主人公、朝倉アキオが駆る「悪魔のZ」をモチーフにカスタムが施されています。
デザイナーJon Sibal 氏が手掛けたというデビルZは、ボディカラーをポルシェの特別塗装色である「サンマリノブルーメタリック」という深い青色としたほか、ワイドフェンダーによって全幅を拡大、各種エアロパーツも備わり、その迫力ある姿はまさに悪魔のZと呼ぶにふさわしい仕上がりです。
拡幅したフェンダーによって、より大きいサイズのタイヤを履くことが可能となり、足元には、ワーク社製MEISTER M1とトーヨープロクセスR888Rを組み合わせたタイヤが装備されています。
インテリアには、赤と黒のレザーシートが備わるなど、スポーティなスタイルとなっています。
パワートレインは、2.8リッターの直列6気筒SOHC「L28」をさらにチューニングして搭載。87mmの鍛造ピストンや鍛造のコネクティングロッドを組み込んだほか、ポート研磨や加工を施した「P90」ヘッドを装着し3リッターへとボアアップしたほか、ギャレット製「G35-900」ターボチャージャーを組み合わせています。
また、給排気系やハルテック「2500」による電子制御インジェクション化などを実施しています。
これに組み合わせるのは、日産の6速マニュアルトランスミッション。さらにフォード製デフも採用し、拡大した出力に耐えうる設計としています。
足回りにも手が加わっており、340mm径ローターを備えたハイパフォーマンスブレーキやApexエンジニアードのサスペンションを装備。
このほか、ニトロの搭載、フレームおよびボディの強化なども実施され総合的にパフォーマンスが高められています。
※ ※ ※
公開された現地の様子では、車両の様子や注目を受けている姿が見られます。動画には「これはスゴイ」「ファンになる」など、称賛のコメントが集まっていました。